結婚式に出席するときのマナーとは?返信・ご祝儀・服装・当日の基本

ゲストと触れ合う新郎新婦

結婚式の招待状が届くと、うれしい気持ちと同時に「返信はいつまでに出せばよいのか」「ご祝儀はいくら包むのか」など、出席に向けた準備で迷うことも多いものです。結婚式に出席する機会はそれほど多くないため、マナーに自信がないまま当日を迎える方も少なくありません。

この記事では、結婚式に出席するときの返信はがきの書き方から、ご祝儀の金額目安、服装の選び方、当日の到着時刻や受付の手順、出席できないときの伝え方までを順にご紹介します。おふたりを心からお祝いするための準備に役立ててください。

この記事でわかること

  • 出席の返信はがきは届いてから2〜3日以内に投函し、自分に向けた敬語に二重線を引いて「慶んで」などを添えて書く。
  • 友人の結婚式に出席するときのご祝儀は3万円が目安で、結び切りかあわじ結びの袋に新札を入れて袱紗に包む。
  • 当日は開始30分前を目安に会場へ到着し、受付ではお祝いを伝えてから袱紗を開いてご祝儀を両手で渡す。
  • 出席できないときは先に電話などでおふたりに伝え、出席時の3分の1程度を目安にお祝いを贈る。

結婚式に出席するときの返信はいつまでにどう書く?

結婚式に出席すると決めたら、最初に取りかかるのが招待状の返信です。返信の早さや書き方には、おふたりへのお祝いの気持ちが自然と表れます。

出席の返信はがきを投函する時期の目安

返信はがきは、招待状が届いてから2〜3日以内に投函するのが目安です。遅くとも1週間以内に出しておくと、おふたりが人数を確定させたり席次を考えたりする準備を進めやすくなります。記載された期日までに届けばマナー違反ではありませんが、出席が決まっているなら早めの返信がよりうれしいものです。

仕事の都合などで予定がすぐに決まらない場合は、返信が遅れる理由を電話やメッセージで先に伝えておくと、おふたりも見通しを立てられます。Web招待状で出欠を受け付けるケースでも考え方は同じで、回答フォームの期日を確認し、出席が決まった時点で早めに回答しておくのが基本です。手帳やカレンダーで当日の予定を確認したら、その日のうちに記入まで済ませておくと出し忘れを防げます。

出席の返信はがきを書く手順

返信はがきにはゲストに向けた敬語が印刷されているため、そのまま丸をつけるのではなく、自分に向けられた敬語に二重線を引いてから記入します。主な手順は次のとおりです。

  1. 「御出席」の「御」に二重線を引き、「出席」を丸で囲む
  2. 「出席」の前に「慶んで」、後ろに「させていただきます」を書き添える
  3. 「御欠席」の文字全体に二重線を引く
  4. 「御住所」の「御」と「御芳名」の「御芳」に二重線を引く
  5. 表面の宛名の「行」または「宛」に二重線を引き、横に「様」と書く

返信はがきの表面は、郵便番号や住所が正しく印刷されているかも確かめてから投函します。

「御芳名」は「御」だけでなく「芳」にも二重線を引きます。「芳」も相手を敬う意味をもつ字のため、自分の名前に付いたままにしないよう注意しましょう。

筆記具は黒の万年筆や筆ペンを使い、薄墨やグレーのインクは避けます。余白には「ご結婚おめでとうございます 当日を楽しみにしています」など、お祝いのひと言を添えると気持ちが伝わります。

子どもを連れて出席できるのは、宛名に子どもの名前が書かれている場合に限るのが基本です。同伴するときは子どもの名前と年齢を書き添え、夫婦連名で招待された場合は夫の名前を先に書きます。


結婚式に出席するときのご祝儀はいくら包む?

結婚式に出席するときに多くの方が迷うのが、ご祝儀の金額や包み方です。関係性ごとの目安と、ご祝儀袋の準備のマナーを押さえておくと、当日まで落ち着いて準備できます。

関係性別に見るご祝儀の金額目安

ご祝儀の金額は、おふたりとの関係性や自分の年齢、立場によって変わります。一般的な目安は次の表のとおりです。

おふたりとの関係 金額の目安 考え方
友人・同僚 3万円 もっとも一般的な金額
上司・部下 3万〜5万円 年齢や立場に応じて調整する
兄弟姉妹・いとこ・甥姪 3万〜10万円 親族間の取り決めがあれば合わせる
夫婦で出席 5万円 2人分をひとつの袋にまとめる

友人の結婚式であれば3万円を包む方がもっとも多く、ゼクシィの調査(2024年)でも3万円が中心とされています。金額は偶数を避けるのが一般的で、特に4万円や9万円は包まないようにします。3万円より多く包みたいときは、4万円ではなく5万円を選ぶのが無難です。

ゼクシィの結婚トレンド調査(2024年)では、首都圏のゲスト1人あたりの費用として料理が約1万6,900円、ドリンクが約4,500円、引出物が約6,300円という調査結果も紹介されています。3万円という金額は、こうしたおもてなしへの感謝を込めた目安ともいえます。

ご祝儀袋を準備するときのマナー

ご祝儀袋は、水引が「結び切り」や「あわじ結び」のものを選びます。ほどいて結び直せる蝶結びは、一度きりが望ましい結婚のお祝いには使いません。表書きは「寿」または「御結婚御祝」とし、水引の下に自分の名前をフルネームで書きます。

お札は銀行などで新札を用意し、中袋の表には「金参萬円」のように旧字体の漢数字で金額を書くのが正式です。中袋の裏には住所と氏名を書き、お札は肖像画が表側の上にくる向きにそろえて入れます。準備したご祝儀袋はそのまま鞄に入れず、袱紗(ふくさ)に包んで持参します。袱紗は赤やオレンジなどの明るい色か、慶事にも使える紫を選ぶとお祝いの場にふさわしい装いになります。

花とカードが飾られた結婚式の受付スペース

結婚式に出席するときの服装は何に気をつける?

結婚式に出席するときの服装は、おふたりを引き立てながら、お祝いの場にふさわしい華やかさを添えることが大切です。女性ゲストと男性ゲストに分けて、基本を確認しておきましょう。

女性ゲストが避けたい服装の色柄

女性ゲストの服装でまず避けたいのが、花嫁の色とされる白です。アイボリーや淡いベージュも、照明や写真の写り方によっては白に見えることがあるため注意が必要です。全身を黒でまとめるコーディネートも、アクセサリーや小物で明るさを加えるのが基本です。淡いピンクやブルー、落ち着いたネイビーなどは、華やかさと上品さを両立できる色です。

色以外にも、次のようなアイテムは結婚式の場では控えるのが一般的です。

  • アニマル柄の服や小物
  • クロコダイルやパイソンなど爬虫類の型押し素材
  • ファー素材のストールやバッグ

ノースリーブのドレスは問題ありませんが、露出は控えめにし、挙式ではボレロやショールを羽織ると上品にまとまります。靴はヒールのあるパンプス、バッグは小ぶりなクラッチバッグ、ストッキングは肌になじむ色を選び、アクセサリーはパールを合わせると落ち着いた印象です。

足元にも気を配りたいところで、つま先やかかとが見えるサンダルやミュール、厚手のタイツやブーツはカジュアルな印象になるため、挙式や披露宴の場では避けるのが無難です。

男性ゲストが選びたい服装の基本

男性ゲストは、ブラックやネイビー、チャコールグレーなどのダークスーツに、白や淡い色のシャツを合わせるのが基本です。靴は黒の革靴を選び、ネクタイやポケットチーフで華やかさを加えます。シルバーや淡いパステルカラーのネクタイは、お祝いの席らしい明るさを出せる定番の色です。靴下は黒や紺などスーツになじむ色を選ぶと、足元まで整った印象になります。

男女に共通する大前提は、おふたりより目立たないことです。女性が和装で出席する場合は、未婚なら振袖、既婚なら訪問着や色留袖が一般的な選択肢です。HATSUNEYA GARDENにはゲスト用の更衣室があり、普段着で来館して到着後に着替えることもできます。移動中の着崩れやしわが気になる装いでも、会場で落ち着いて身支度を整えられます。

和の趣がある会場に並ぶ正装のゲスト

結婚式に出席する当日は会場に何分前に到着する?

当日は時間に余裕をもって会場へ向かうことが、おふたりへの何よりの心づかいになります。到着から受付を済ませるまでの手順を確認しておきましょう。挙式から出席する場合は、開始後の入場が難しいこともあるため特に注意が必要です。

会場への到着時刻の目安

結婚式の会場には、挙式や披露宴が始まる30分前に到着するのが目安です。受付は遅くとも開始の10分前までに済ませるようにし、余興やスピーチを頼まれている場合は、打ち合わせの時間も見込んでさらに早めに到着します。電車の遅れや道路の混雑も考え、移動時間には30分ほどの余裕をもたせておくと慌てずに済みます。

コートは建物に入る前に脱いでおき、大きな荷物とあわせて到着後にクロークへ預けます。携帯電話は挙式が始まる前に音が鳴らない設定にしておきましょう。HATSUNEYA GARDENにはコンシェルジュが常駐するクロークや、中庭を眺められるウェイティングスペースがあり、受付を済ませたあとは開始まで落ち着いて過ごせます。挙式スペースのある2階へは車椅子用の専用エレベーターで移動できます。

暖簾が下がる木造建築の会場入口

受付でご祝儀を渡す手順

受付に着いたら、招待してくれた側の列に並びます。新郎側か新婦側かで受付が分かれていることが多いため、案内表示を確認してから並ぶとスムーズです。

  1. 「本日はおめでとうございます」とお祝いの言葉を伝えて名乗る
  2. 芳名帳に名前や住所を記帳する
  3. 袱紗からご祝儀袋を取り出し、表書きが相手から読める向きにして両手で渡す
  4. 席次表を受け取り、案内に従って待合スペースへ移動する

ご祝儀は袱紗に包んだまま差し出すのではなく、受付の方の前で袱紗を開いて取り出すのが丁寧な所作です。袱紗はあらかじめバッグの取り出しやすい位置に入れておくと、受付で慌てずに済みます。受付の担当者はおふたりの友人や親族であることも多いため、ひと言ねぎらいの言葉をかけるとより温かなやり取りになります。受付のあとは、ウェルカムスペースに飾られた写真やアイテムを眺めたり、ほかのゲストと歓談したりしながら開始を待つのも楽しみのひとつです。


結婚式に出席できないときはどう伝える?

予定が合わず結婚式に出席できない場合も、伝え方次第でお祝いの気持ちはしっかり届きます。連絡の順番とお祝いの贈り方を押さえておきましょう。

欠席を伝える連絡の順番

出席できないことがわかったら、返信はがきを出す前に、電話やLINEなどでおふたりへ直接お詫びとお祝いを伝えるのが丁寧です。返信はがきは出席の場合と異なり、すぐに送ると素っ気ない印象を与えることがあるため、届いてから1週間後を目安に投函します。連絡の際は、理由を詳しく伝えすぎず、お祝いの言葉を中心にするのが心づかいです。

欠席の返信でも、自分に向けた敬語に二重線を引く手順は出席のときと同じです。メッセージ欄にはお祝いの言葉を中心に60〜80字程度で書き、理由は「やむを得ない事情により」などと簡潔にまとめます。句読点は使わず、書き損じても修正液は使わずに新しいはがきで書き直しましょう。

出席と返信したあとに都合が悪くなった場合は、わかった時点ですぐに連絡します。式まで1週間を下回ると料理などの手配が進み、キャンセル料がほぼ全額かかることも多いため、早めの連絡がおふたりの負担を軽くします。

欠席するときのお祝いの金額目安

結婚式を欠席する場合も、ご祝儀やお祝いの品を贈ることで気持ちを伝えられます。金額は出席する場合の3分の1程度が目安で、関係性ごとの目安は次のとおりです。

  • 友人・同僚は1万円前後
  • 親しい友人や上司は1万〜2万円
  • 親族は3万円以上

現金を贈るときは、ご祝儀袋に入れて現金書留で送るか、式の前に直接手渡しします。現金書留で送る場合は、お祝いの手紙を添えると気持ちが伝わります。品物を選ぶ場合は、タオルやキッチン用品など新生活で使えるものが喜ばれます。

結婚式の当日にお祝いを届けたい場合は、祝電を手配する方法もあります。会場の住所や式の日時、おふたりの名前を確認し、前日までに届くように申し込んでおくと、披露宴の中で紹介してもらえることもあります。

ゲストとして結婚式に出席すると、会場の雰囲気やおもてなしの心配りが印象に残るものです。いつか自分たちの結婚式を考えるとき、その経験が会場選びのヒントになることもあります。


よくある質問

Q1結婚式に出席するときの持ち物は何を用意すればよいですか?

袱紗に包んだご祝儀、招待状、ハンカチ、財布や携帯電話を入れた小ぶりのバッグが基本です。パーティーバッグに入りきらない化粧ポーチや着替えはサブバッグにまとめ、会場に着いたらクロークに預けると身軽に過ごせます。

Q2招待状に「平服でお越しください」と書かれていたら普段着でよいですか?

結婚式の招待状にある平服は、普段着ではなく略礼装を指すのが一般的です。女性はきれいめのワンピースやセットアップ、男性はダークスーツにネクタイを合わせるなど、お祝いの場にふさわしい装いを選びます。

Q3当日、会場への到着が遅れそうなときはどうすればよいですか?

遅れるとわかった時点で、招待状に記載された会場へ電話で連絡し、到着の見込み時刻を伝えます。おふたりは支度中で連絡を確認できないことが多いため、会場への連絡を優先します。挙式が始まっている場合は、会場スタッフの案内に従って入場のタイミングを待ちます。

Q4結婚式で撮影した写真はSNSに投稿してもよいですか?

投稿する前におふたりに確認するのがマナーです。ほかのゲストが写り込んでいる写真や、会場名や日時がわかる内容は特に配慮が必要なため、了承を得たうえで投稿します。挙式中の撮影は、おふたりや会場の案内に従いましょう。


まとめ

結婚式に出席するときは、招待状が届いたら2〜3日以内を目安に返信し、ご祝儀は関係性に合わせて新札で用意して袱紗に包んでおくことが基本です。服装は白を避け、おふたりより目立たない装いを選びます。

当日は開始の30分前を目安に到着し、受付ではお祝いの言葉を伝えてからご祝儀を両手で渡しましょう。出席できない場合も早めに連絡し、お祝いを贈ることで気持ちは届きます。準備を整えて、おふたりの晴れの日を笑顔でお祝いしてください。

この記事のまとめ

  • ✓出席の返信はがきは2〜3日以内、遅くとも1週間以内に、黒の万年筆や筆ペンで書いて投函する。
  • ✓ご祝儀は友人なら3万円が目安で、偶数や4万円・9万円を避け、新札を入れたご祝儀袋を袱紗に包む。
  • ✓服装は白やアニマル柄、ファーを避け、男女ともおふたりより目立たない装いを選ぶ。
  • ✓当日は開始30分前に到着し、出席できない場合は先に電話などで伝えてから返信はがきを出す。
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