レストランウェディングの魅力や費用、会場選びのポイントについて解説！
結婚式の準備をはじめると、
まず「どんな場所で挙げたいか」という
会場選びが重要なポイントになりますよね。
近年人気が高まっている
「レストランウェディング」は、
本格的な料理でのおもてなしや
自由度の高さが魅力です。
ホテルや専門式場とは一味違った、
アットホームでオリジナリティ溢れる
結婚式を実現することができます。
この記事では、レストランウェディングの
基本情報から具体的な費用、
会場選びのポイント、メリット・デメリットまで
詳しく解説します。
これからレストランでの結婚式を
検討されている方は、
ぜひ参考にしてみてください。
レストランウェディングとは？
特徴と魅力を徹底解説
レストランウェディングとは、
一般営業しているレストランや
料亭などを貸し切って行う結婚式のことです。
ホテルや専門式場とは違い、
普段から料理を提供している場所で行うため、
食事の質にこだわりたい
カップルに特に人気があります。
レストランウェディングの基本スタイル
レストランウェディングには
主に以下のようなスタイルがあります。
レストラン貸切型
一般営業しているレストランを完全貸切にする
隠れ家・一軒家レストラン型
もともと少人数向けの
プライベート空間を活かした会場
チャペル併設型
レストラン内や隣接地にチャペルがあり、
挙式から披露宴まで一貫して行える
ウェディング専門レストラン
結婚式専門に営業しているレストラン
中でも、隠れ家的な雰囲気の
一軒家レストランは、
プライベート感が高く、
おしゃれな空間で結婚式を挙げたい
カップルから支持を集めています。
また、チャペルが併設されている
会場では挙式から披露宴まで
移動なく行えるため、
ゲストの負担も減らせるという
メリットがあります。
レストランウェディングで
人気の挙式スタイル
レストランウェディングでは、
主に以下の挙式スタイルが選ばれています。
人前式
レストラン内のメインスペースを利用
ゲストの前での誓いの儀式
チャペル式
併設されたチャペルや
近隣の教会などで行う挙式
セレモニー先行型
事前に別会場で挙式を済ませ、
レストランで披露宴のみ行う形式
特に人前式は、レストランの雰囲気を
活かした演出がしやすく、
ゲストとの距離も近いため、
アットホームな雰囲気を大切にしたい
カップルに選ばれています。
チャペルが併設されている会場なら、
移動の手間もなく、
挙式から披露宴へと
スムーズに進行できるのも魅力の一つです。
レストランウェディングのメリット
レストランウェディングには、
専門式場やホテルウェディングにはない
独自のメリットがあります。
ここでは主な5つのメリットをご紹介します。
①料理へのこだわりが存分に実現できる
レストランウェディングの最大の魅力は、
なんといっても
本格的な料理でのおもてなし
ができることです。
日々営業しているレストランだからこそ、
料理の質にこだわりがあり、
プロの料理人による
ワンランク上の料理を提供できます。
また、以下のようなカスタマイズも
可能な場合が多いです
地元の食材を使った特別メニュー
新郎新婦の思い出の料理の再現
季節感ある食材を使った特別コース
ゲストの食事制限
（アレルギーや宗教上の制限など）への柔軟な対応
妊婦さんや高齢者向けの専用メニュー
結婚式の思い出として、
「料理が美味しかった」という印象を
ゲストに残せるのは、
レストランウェディングならではの
メリットと言えるでしょう。
②自由度が高く、
オリジナリティあふれる演出が可能
レストランウェディングでは、
持ち込みの自由度が高いことも魅力です。
専門式場では提携業者以外の
利用に追加料金がかかるケースが多いですが、
レストランウェディングでは
柔軟に対応してくれる会場が多く見られます。
例えば、以下のような項目の自由度が
比較的高い事が多いようです。
【ドレス・衣装】
外部のドレスショップや
レンタル衣装の持ち込みが可能
【装花・装飾】
自分たちで手配した
装花業者の利用や、DIY装飾の持ち込みも
【カメラマン】
気に入った写真家に依頼でき、
自然体の撮影が実現できる
【演出・音楽】
友人の演奏や、オリジナルの余興など
自由な演出が可能
【引き出物】
オリジナルの品や地元の名産品など、
自由に選べる
こうした自由度の高さから、
二人らしさを存分に表現した
結婚式が実現できます。
「既成のパッケージではなく、
自分たちらしい結婚式にしたい」
というカップルにとって、
大きなメリットと言えるでしょう。
③少人数婚に最適な
アットホームな空間
レストランウェディングは、
30人未満の親族中心の小規模な結婚式
にも最適です。
大きな会場だと寂しく感じてしまう
少人数の結婚式も、
レストランの落ち着いた空間なら
温かな雰囲気で執り行えます。
＊少人数婚に適している理由＊
ゲストとの距離が近く、
全員と会話を楽しめる
一人ひとりに目が行き届く
おもてなしが可能
親しい人だけで過ごす
特別な時間を共有できる
空間の規模感がちょうど良く
一体感が生まれる
親族や親しい友人だけで、
より深い交流を楽しみたいカップルには、
レストランの落ち着いた空間がぴったりです。
特に家族婚やファミリーウェディングを
検討している方にはおすすめです。
④思い出の場として再訪可能
レストランウェディングの
素敵なポイントとして、
結婚記念日に同じ場所を再訪できる
ということが挙げられます。
一般営業しているレストランだからこそ、
結婚式後も
「あの日と同じ場所で食事ができる」
という特別な機会を持つことができます。
＊再訪の魅力＊
結婚記念日に訪れて
同じ料理を味わう特別な体験
時間が経っても結婚式の思い出を
鮮明に振り返られる
人生の節目ごとに訪問することで
新たな思い出を重ねられる
将来、子どもと一緒に
親の結婚式場を訪れるという特別な経験も
「一生に一度」で終わらない、
継続的な思い出の場としての価値があるのは、
レストランウェディングならではの
魅力と言えるでしょう。
⑤コストパフォーマンスの良さ
レストランウェディングは、
専門式場やホテルと比較して
費用を抑えられることも魅力です。
ゼクシィ結婚トレンド調査2024によると、
結婚式の全体平均は374.8万円なのに対し、
レストランウェディングの平均費用は
351.1万円となっており、
20万円以上もの差があります。
＊コスト削減につながる主な要因＊
持ち込み自由度が高く
外部業者の利用で費用を抑えられる
基本的な設備を活かせるため
追加装飾費用が抑えられる
少人数向きのため
人数分の費用が少なくて済む
パッケージプランがリーズナブル
予算を抑えながらも
質の高い結婚式を実現したい
カップルにとって、レストランウェディングは
検討する価値の高い選択肢と言えます。
レストランウェディングの注意点とデメリット
魅力がたくさんある
レストランウェディングですが、
いくつか注意点やデメリットもあります。
事前に把握しておくことで、
当日のトラブルを防ぎ、
より良い結婚式を実現できるでしょう。
設備面が限定的な場合がある
一般営業のレストランが主体のため、
結婚式特有の設備が
十分でない場合があります。
特に以下の点に注意が必要です。
控室が少ない
専用の新郎新婦控室がない、
または狭い場合がある
更衣室の問題
衣装替えのためのスペースが不十分
クロークの不足
ゲストの荷物置き場が限られている
駐車場の制限
十分な台数が確保できない会場もある
映像・音響設備
専門式場と比べて設備が限定的な場合も
事前に会場の設備を確認し、
必要に応じて外部レンタルや
追加手配を検討することが大切です。
特に衣装チェンジを予定する場合は、
更衣スペースについて詳しく確認しましょう。
収容人数に制限がある
レストランウェディングは、
一般的に60〜80名程度が上限
となることが多いです。
大人数を招待したい場合は、
選択できる会場が限定されることを
理解しておく必要があります。
＊人数別の会場選びの目安＊
【10〜30名】
→ほぼ全ての会場で対応可能、
プライベート感重視の会場がおすすめ
【30〜50名】
→中規模レストランが最適、
ちょうど良い広さの会場を選ぶと良い
【50〜80名】
→大型レストランや
専門のレストランを選ぶ必要あり
【80名以上】
→対応できるレストランは限定的、
事前の確認が必須
招待したいゲスト数を先に決めてから、
それに見合った収容能力のある
レストランを探すのがおすすめです。
フォーマル度が低めで評価が分かれることも
レストランウェディングは、
カジュアルで親しみやすい雰囲気が特徴ですが、
その分フォーマルさに欠けると
感じるゲストもいるかもしれません。
特に年配のゲストの中には、
「結婚式はホテルや専門式場で」という
従来の価値観を持つ方もいらっしゃいます。
フォーマル度を高めるための工夫として
以下のような方法があります。
高級感のあるレストランを選ぶ
装花や装飾で格式高い雰囲気を演出する
ドレスコードを設定する
（フォーマルな装いをお願いするなど）
進行やマナーに気を配る
（乾杯の挨拶、スピーチの順番など）
フォーマルさを重視したい場合は、
老舗料亭や高級レストランなど、
格式高い雰囲気の会場を選ぶと良いでしょう。
宿泊施設との連携が必要
ホテルウェディングと違い、
宿泊施設が併設されていない
ことがほとんどです。
遠方からのゲストが多い場合は、
別途宿泊先を手配する必要があります。
宿泊に関する対応策として、
以下のような方法があります。
会場周辺のホテルをいくつか紹介しておく
可能であれば、ホテルを事前に予約しておく
送迎バスの手配を検討する
二次会会場もアクセスを考慮して選定する
遠方ゲストへの配慮として、
招待状に宿泊施設の情報を同封したり、
会場までのアクセスマップを
用意したりすると喜ばれるでしょう。
レストランウェディングの会場選びのポイント
レストランウェディングを
成功させるためには、
会場選びが非常に重要です。
ここでは、会場を選ぶ際に
押さえておきたいポイントをご紹介します。
挙式スタイルと会場の相性
まず考慮すべきは、どのような
挙式スタイルを希望するかという点です。
挙式と披露宴の両方をレストランで行うか、
挙式は別の場所で行うかによって、
会場選びの条件が変わってきます。
チャペル併設型
同じ場所で挙式から披露宴まで
行いたい場合、チャペルが併設された
レストランを選びましょう。
ゲストも移動の手間がなく
スムーズな進行が可能です。
人前式対応
レストラン内で人前式を行う場合、
十分なスペースと雰囲気があるかを
確認しましょう。
セレモニースペースが確保できる
レイアウトかどうかがポイントです。
別会場での挙式
神社や教会など別の場所で
挙式を行う場合は、
アクセスの良さが重要です。
ゲストの移動時間や交通手段を
考慮した選択が必要です。
挙式スタイルによって
必要な設備や条件が変わるため、
早い段階で挙式スタイルを
決めておくことをおすすめします。
人数規模と会場の収容力
招待したいゲスト数に合わせた
会場選びが重要です。
収容人数が少なすぎると
招待したい人を制限しなければならず、
逆に広すぎると空間に余裕がありすぎて
寂しい雰囲気になることもあります。
会場の収容力について、
以下のポイントをチェックしましょう。
最大収容人数
会場の最大収容人数が招待予定人数より多いか
最低保証人数
会場が設定している最低人数を下回らないか
テーブルレイアウト
希望する席次が実現できるか
余裕のある空間
演出や写真撮影のスペースが確保できるか
会場見学の際は、実際のレイアウト図や
過去の結婚式の写真を見せてもらうと、
イメージがつかみやすくなります。
立地とアクセス
ゲストの利便性を考えると、
アクセスの良さは重要な選択基準です。
特に遠方からのゲストがいる場合は、
交通の便を十分考慮しましょう。
以下のポイントをチェックしてみてください。
最寄り駅からの距離
徒歩圏内か、送迎バスの有無
駐車場の有無と台数
車で来るゲストへの対応
周辺のホテル
遠方ゲスト用の宿泊施設の有無
タクシーの手配
終了後の交通手段の確保
バリアフリー対応
高齢者や小さな子どもへの配慮
また、公共交通機関の終電時間と
披露宴の終了予定時刻を確認し、
ゲストが帰宅できるかどうかを
確認しておくことも大切です。
料理ジャンル
レストランウェディングでは、
料理のジャンルも重要なポイントです。
人気のあるジャンルには
以下のようなものがあります。
【フレンチ】
定番の人気ジャンル。
格式高く洗練された印象を与える。
コース料理として完成度が高く、
見た目も美しい。
【イタリアン】
フレンチ同様に高い人気がある。
親しみやすさとおしゃれさを兼ね備え、
幅広い年齢層に好まれる。
【和食・懐石】
日本ならではの繊細さと季節感。
特に年配ゲストに評価が高く、
格式ある雰囲気を演出できる。
【中華】
テーブルシェアで賑やかな雰囲気を演出。
豪華でボリュームがあり、おもてなし感が強い。
【創作料理】
複数のジャンルを融合した
オリジナリティある料理。
個性的な結婚式にしたいカップルに人気。
料理ジャンルは、
ゲストの年齢層や好みを考慮しながら、
自分たちの好きな料理を選ぶのが理想的です。
試食会を開催しているレストランも多いので、
実際に味を確かめてから
決めるのがおすすめです。
予算と持ち込み自由度
会場によって費用体系や
持ち込みの自由度は大きく異なります。
予算内で理想の結婚式を
実現するためには、これらの条件を
細かく確認することが重要です。
＊料金プラン＊
→一人あたりの料金、会場使用料、
最低保証人数など
＊持ち込み可能品目＊
→ドレス、装花、写真、
音響機器、ケーキなど
＊持ち込み料＊
→持ち込みに別途料金がかかるか
＊追加オプション＊
→基本プランに含まれていない
追加サービスの費用
＊キャンセルポリシー＊
→万が一の際のキャンセル料発生条件
持ち込み自由度が高い会場を選ぶことで、
外部業者を自由に選べ、結果的に
コストダウンにつながることも多いです。
事前に詳細な見積もりを出してもらい、
想定予算内に収まるか
しっかり確認しましょう。
雰囲気とインテリア
レストランの雰囲気やインテリアは、
結婚式の印象を大きく左右するため、
自分たちのイメージする結婚式の
テーマや雰囲気に合った会場を
選ぶことが大切です。
理想の結婚式を行うため、
以下のポイントをチェックしましょう。
建物の外観
一軒家、ビル内、歴史的建造物など
内装の雰囲気
モダン、クラシック、ナチュラル、和風など
照明
明るさや色味、キャンドルなどの演出可能性
窓からの景色
庭園、都市景観、海や山などの自然
装飾の自由度
会場の基本デザインをどこまで変更できるか
実際に会場を見学する際は、
昼と夜で印象が変わることもあるので、
結婚式を予定している時間帯に
近い時間に訪問するのがおすすめです。
レストランウェディングに関するよくある質問
レストランウェディングを検討する際に、
多くのカップルが抱く疑問に
以下のようなものがあります。
準備を進める上でぜひ参考にしてみてください。
タイムテーブルはどのように組み立てる？
レストランウェディングでも、
基本的には専門式場と同様の
タイムテーブルで進行することが可能です。
一般的な流れは以下のようになります。
標準的なタイムテーブル例
12:00〜12:30…ゲスト受付
12:30〜13:00…挙式
13:10〜13:20…新郎新婦入場
13:20〜13:30…挨拶・乾杯
13:30〜14:30…会食
14:30〜15:00…演出（映像など）
15:00〜15:45…会食
15:45〜16:00…手紙読み上げなど
16:00〜16:20…謝辞・退場
16:20〜16:30…見送り
レストランの通常営業時間によっては、
夜の部で実施する場合もあります。
また、挙式を別会場で行う場合は、
移動時間も考慮した
スケジュールを組む必要があります。
人気の演出やおすすめの演出は？
レストランウェディングでは、
アットホームな雰囲気を活かした
演出が特に人気です。
例えば、以下のような演出がおすすめです。
ゲスト参加型の演出
フラワーシャワー
屋外スペースがある会場で人気
リングリレー
ゲスト全員で指輪を回す演出
グループフォト
各テーブルごとに記念撮影
料理にまつわる演出
シェフによる料理実演
目の前で仕上げるパフォーマンス
ワインセレモニー
ソムリエによる特別なワイン紹介
デザートビュッフェ
ゲストが自由に選べる楽しさ
ファミリー婚向けの演出
子ども参加型
リングボーイやフラワーガール
ファミリーツリー
家族の写真を飾るディスプレイ
3世代での記念撮影
特別な家族の時間
会場の広さや設備によって
実現できる演出は異なりますので、
事前に会場担当者と相談してみてください。
会費制とご祝儀制、どちらがいい？
レストランウェディングでは、
会費制とご祝儀制のどちらも選択できます。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、
カップルの考え方や
ゲストの状況に合わせて選ぶと良いでしょう。
形式
メリット
デメリット
【会費制】
メリット
費用が明確で予算管理しやすい
→ゲストの経済的負担が均一
→カジュアルな雰囲気に合う
デメリット
伝統的でないと感じる人もいる
年配者に抵抗感がある場合も
引出物が簡素になりがち
【ご祝儀制】
メリット
伝統的でフォーマルな印象
ゲストの自由意志を尊重
引出物でお返しができる
デメリット
収入の予測が立てにくい
ゲストによって金額差が出る
引出物の準備が必要
最近では、会費制を選ぶカップルも
増えていますが、
招待するゲストの年齢層や
価値観も考慮して決めると良いでしょう。
また、親族はご祝儀制、
友人は会費制というように混合する形も可能です。
ウェディングドレスの選び方のコツは？
レストランウェディングでは、
会場の雰囲気に合わせた
ドレス選びがポイントです。
一般的なホテルや式場よりも
カジュアルな印象になることが多いため、
ドレスのスタイルにも工夫が必要です。
会場の雰囲気に合わせる
ナチュラルな雰囲気
シンプルでエレガントなAラインドレス
モダンな空間
スタイリッシュでシンプル
マーメイドラインやスレンダーライン
クラシカルな会場
レースやビーディングが美しい
プリンセスライン
動きやすさを重視
レストランは動線が限られていることが多いため、ボリュームが控えめなドレスが使いやすい
階段や狭い通路がある場合は特に注意が必要
二次会も考慮する
同じ日に二次会も行う場合は、
着替えやすいデザインを選ぶ
取り外し可能なトレーンや
オーバースカートがあると便利