結婚式に関する縁起の良い日取りはいつ?六輝について解説します
結婚式や入籍の日取りは「いつにしようか?」と
悩む新郎新婦様も多いのではないでしょうか。
縁起の良い日を選んで、より晴れやかな気持ちでスタートしたいと
思われている方もいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、結婚式や引越し、入籍のタイミングを
決める際に役立つ六輝や、2025年の具体的な縁起の良い日をご紹介します。
六輝はもちろん、
「天赦日(てんしゃにち)」
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」
「不成就日(ふじょうじゅび)」など、
さまざまな暦注をカレンダー形式でまとめました。
この記事を参考に、大切な結婚式や人生の節目に
ぴったりの日を見つけてくださいね。
六輝の基本を理解して結婚式の日取りを考えましょう
まずは六輝について知ることが、
結婚式や入籍の縁起を考えるうえでの第一歩です。
六輝(ろっき、または六曜:ろくようとも)とは、
昔から暦に記載される吉凶を示す注釈であり、
「大安」「友引」「先勝」「先負」「仏滅」「赤口」の6種類があります。
近年では「気にしない」という新郎新婦様もいらっしゃいますが、
「大安に挙式を挙げたい」と考える方も
根強くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの六輝の特長と、
結婚式を挙げる際の一般的な考え方についてご紹介します。
六輝それぞれの意味とは?
六輝は日ごとの吉凶を示すため、結婚式の日取りを選ぶうえで
便利な目安となります。以下にまとめてみました。
【大安】…「大いに安し」とされ、何事にも良い日
結婚式との相性…万事進んで吉。挙式・入籍ともに人気
【友引】…「凶事が友に及ぶ」とされるが、慶事には問題ない
結婚式との相性…朝晩は吉、昼は凶。ただし結婚式には向いている
【先勝】…「先んずれば勝つ」とされ、午前中が吉
結婚式との相性…午前中にスタートする挙式・披露宴が多い
【先負】…「先んずれば負ける」とされ、午後が吉
結婚式との相性…午後開始の挙式を検討する人が多い
【赤口】…正午のみ吉、それ以外は凶
結婚式との相性…結婚式には不向き。ただし正午付近のみ吉
【仏滅】…「物事が一旦滅する日」とされ、一般には避けられる
結婚式との相性…一番敬遠されがち。ただし式場が空いている場合あり
大安は特に人気の高い日で、式場やホテルの予約が早々に埋まってしまいます。
混雑具合だけでなく、費用面(仏滅プランや平日プランは安くなる傾向がある)
も考慮して選ぶとよいでしょう。
六輝以外にも参考にしたい暦注
六輝のほかにも日々の吉凶を判断する暦注はたくさんあります。
たとえば「天赦日(てんしゃにち)」は何事も許される最高の吉日とされ
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」は始めたことが大きく実る日とされます。
また「寅の日(とらのひ)」は金運アップで知られており、
「不成就日(ふじょうじゅび)」は物事が成就しにくい日といわれています。
これらは後述の2025年のカレンダーでもご紹介しますので、
ぜひあわせて確認してみてください。
2025年の縁起が良い日取りを押さえて計画を立てましょう
次に、実際に2025年のカレンダーをもとに、
縁起が良いとされる日を具体的に確認していきます。
特に結婚式や入籍、引越しなどの人生の大切な節目では、
六輝だけでなく複数の吉日を重ねて選ぶ方も多いです。
天赦日や一粒万倍日などをチェックしておくと、
さらに縁起の良いタイミングを狙うことができます。
ここでは主に、天赦日と一粒万倍日、
そして寅の日やそのほかの吉日について詳しく見ていきましょう。
天赦日(てんしゃにち)の一覧と注意点
天赦日は「天が万物の罪を赦す」とされる最上の吉日です。
結婚や開業、大きな買い物などを始めるのに最適といわれています。
2025年の天赦日は以下の通りです。
3月10日(月) 六輝…赤口 備考…一粒万倍日・寅の日とも重なる
5月25日(日) 六輝…先勝 備考…週末なので挙式に向いている
7月24日(木) 六輝…大安 備考…一粒万倍日だが不成就日と重なる
8月7日(木) 六輝…先勝 備考…平日挙式の検討に
10月6日(月) 六輝…仏滅 備考…一粒万倍日とも重なる、午後がおすすめ
12月21日(日) 六輝…赤口 備考…最強開運日として注目
このように天赦日は一年に数回しかない貴重な開運日で、
とくに7月24日(木)は、天赦日+一粒万倍日+大安が重なる最強の日です。
しかし、同日には不成就日も重なります。
不成就日は「物事が成就しにくい日」とされているので、
この点をどう捉えるかはご自身の考え方次第です。
「天赦日の力でカバーできる」と考える人もいれば、
「完全に避けたい」と思う人もいるでしょう。
大切なのは、お二人の気持ちが晴れやかであることですので、
お互いに相談してみてください。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)の魅力
一粒万倍日は「一粒の種が万倍にも実る」という意味の大変縁起の良い日です。
新しいことを始めるのに適しており、貯金やお財布の新調、
さらには入籍などにも向いているといわれます。
ただし、借金やローンの契約開始は避けられることが多いので注意しましょう。
2025年の一粒万倍日は非常に多く、特に天赦日と重なる3月10日や7月24日、
10月6日、12月21日が注目されます。
これらは大安や天赦日と重なる事もあり、更なる開運が期待できる最強の日です。
寅の日(とらのひ)について
「寅の日」は、金運や新しい財布を使い始めるのに良いとされる日です。
「千里を行って千里戻る」と表現されるように、
出て行ったお金が戻ってくるという金運の縁起があり、
旅行や大きな買い物をするのに適しています。
ただし、イベントとしての結婚式や入籍となると、
「落ち着かない」イメージを持たれることもあり、
避ける方も少なくありません。
もちろん気にしない方も多いので、お二人の考え方を優先してください。
その他の吉日や不成就日
大明日(だいみょうにち):天地が開ける日
天恩日(てんおんにち):天の恩恵を受ける日
母倉日(ぼそうにち):天が人を慈しむ日
天一天上(てんいちてんじょう):方位の影響を受けない吉日
鬼宿日(きしゅくにち):婚礼以外には吉
神吉日(かみよしにち):神社参拝に適した日
月徳日(つきとくにち):建築や家庭運アップの吉日
不成就日(ふじょうじゅび):物事が成就しにくいとされる日