結婚式を貸切で行うメリットと費用の相場を解説!
一生に一度の結婚式。
せっかくなら、他のカップルやゲストに気を遣わず、
自分たちだけの空間で特別な時間を過ごしたい…
そんな想いから注目されているのが「貸切結婚式(貸切ウェディング)」です。
ここでは、結婚式を貸切にすることで得られるメリットや、気になる費用相場、さらには式場選びのポイントまでを詳しく解説します。
これから式場探しを始めるカップルの皆様にとって、納得の選択ができるヒントになれば幸いです。
【結婚式貸切を選ぶ際の基礎知識】
貸切ウェディングの定義とは
貸切ウェディングとは、式場や会場全体を特定のカップル1組が一定時間、独占的に使用できるスタイルの結婚式を指します。
他の新郎新婦やゲストが同じ時間に出入りすることがないため、よりプライベート感のある空間で
特別感のある空間を演出することができます。
一般的な結婚式との違い
一般的な結婚式では、1日に複数組の結婚式が同じ施設内で行われることが多く、時間や場所の制限が発生することがあります。
一方、貸切ウェディングでは会場全体を自分たちだけで使用できるため、時間配分や演出の自由度が高く、他の新郎新婦さんと
衣裳姿で会ってしまうというようなトラブルの心配もありません。
貸切が可能な式場の種類
貸切が可能な式場には以下のようなタイプがあります
一軒家タイプの”ゲストハウス”
“レストラン”ウェディングができる会場
“リゾート施設”やホテルの”専用スペース”
それぞれに特色があるため、演出やゲストの人数に応じて適切な会場選びが重要です。
貸切ウェディングの人気トレンド
近年では「少人数婚」「家族婚」の増加に伴い、“自分たちの世界観を大切にしたい”というニーズから、
貸切スタイルの需要が高まっています。
また、「自分たちらしさを演出したい」という考えから、会場装飾やゲストへのおもてなしを重視する傾向も、
貸切スタイルの人気を後押ししています。
貸切ウェディングの歴史
貸切ウェディングは欧米のプライベートパーティ文化を背景に、2000年代以降日本でも浸透し始めました。
特に首都圏を中心に「ゲストハウス型」結婚式場が登場したことも貸切スタイルの広がりを後押ししました。
現在では、全国で貸切ウェディングに対応する式場が多く存在しています。
【結婚式を貸切にするメリット】
完全プライベート空間の実現
貸切ウェディングの最大の魅力は、「誰にも邪魔されない、自分たちだけの空間」を持てることです。
他のカップルやゲストと顔を合わせることがないため、移動や撮影、演出の実施もスムーズに。
控室、ロビー、ガーデンなど、すべてが新郎新婦とゲストのためだけに使われます。
自由な時間配分が可能
複数組が同日進行する式場では、タイムテーブルに制約があることも。
しかし、貸切なら自分たちのペースでスケジュールを組めるため、挙式と披露宴の間に写真撮影を入れたり、
歓談時間をたっぷり取るといった柔軟な進行が可能です。
オリジナルな演出がしやすい
貸切空間だからこそ、音楽・照明・装飾・進行のすべてをオーダーメイドで企画可能。
例えばガーデンでのバルーンリリースや、ゲスト参加型の演出も周囲に気兼ねなく実現できます。
自分たちらしさを存分に演出できる「テーマウェディング」を希望するカップルにも最適です。
ゲストとの距離が近い
会場全体を貸切にすることで、移動動線がコンパクトかつスムーズに。
新郎新婦がゲスト一人ひとりとゆっくり会話できる時間も確保しやすく、アットホームで温かい雰囲気をつくることができます。
安全性の向上
貸切にすることで、不特定多数の出入りがなくなるため、安全性やプライバシーの面でも安心です。
とくにお子様連れや高齢のゲストが多い場合でも、落ち着いた環境で安心して過ごしてもらえます。
【貸切結婚式のデメリット】
費用が高くなる可能性
貸切ウェディングでは、式場全体を1組で占有するため、使用料や最低保証人数が通常より高めに設定されていることが多いです。
費用対効果をしっかり見極めながら、優先度の高いポイントに予算をかけることが大切です。
選択肢が多く迷いやすい
自由度が高い分、一から内容を決める必要があり、決める事項が多く多く迷いやすい傾向があります。
特に演出や進行にこだわりたい場合は、式場のプランナーと密に連携をとり、細かな部分まで相談する必要があります。
ゲストの人数制限
貸切式場の多くは、中〜小規模の会場が多く、招待できる人数に上限がある場合も。
大人数での結婚式を希望する場合は、事前に最大収容人数を確認しておきましょう。
式場の選択肢が狭まる
すべての結婚式場が貸切に対応しているわけではありません。
そのため、希望するエリアやスタイルによっては選択肢が限定される可能性もあります。
複数の式場を比較・検討するのが重要です。
準備に時間がかかる
演出や空間づくりを一からカスタマイズできる分、打ち合わせの回数や準備期間が長くなるケースが多いです。
スケジュールには余裕をもって取り組むことをおすすめします。
【貸切式場の選び方】
ロケーションの確認ポイント
貸切ウェディングを成功させるには、アクセスの良さと会場の雰囲気の両立が重要です。
特に遠方からのゲストが多い場合は、最寄り駅からの送迎や宿泊施設の有無を確認しましょう。
会場周辺の環境も雰囲気づくりに大きく影響します。
見学時に注目すべき視点
見学では、ただ「きれいかどうか」だけでなく、動線・設備の使いやすさ・貸切対応の範囲をしっかりチェックしましょう。
たとえば控室・お化粧室・撮影スポットが貸切に含まれるか、使用制限があるかなどの詳細確認が重要です。
結婚式場の口コミと評判の調査
貸切に関する情報はパンフレットだけでは分かりにくい部分も。
SNSや口コミサイト、実際に貸切を経験した先輩花嫁の声を参考にすることで、会場のリアルな雰囲気や対応の良し悪しが見えてきます。
式場スタッフの対応とサービス
貸切式は自由度が高い分、スタッフの柔軟な対応力が成功のカギになります。
見学時の受け答えや提案力、レスポンスの早さなどから、信頼できるプランナーかどうかを見極めましょう。
打ち合わせの進め方も要確認です。
【貸切結婚式の費用相場】
基本料金と追加費用の内訳
貸切ウェディングの費用は、会場使用料・料理・飲み物・装花・衣装・写真などが基本パッケージに含まれることも多く、
加えて、演出や装飾などを自由にカスタマイズする場合はオプション費用が発生します。
相場目安(60名程度)
ゲストハウス型会場:350〜450万円
レストラン型会場:200〜300万円
リゾート貸切:400〜600万円
シーズンごとの価格変動
結婚式には「繁忙期」と「閑散期」があり、貸切料金も時期によって大きく異なります。
春(3月〜5月)・秋(9月〜11月)は人気シーズンで高め
夏や冬は閑散期となり、割引プランがあることも
日取りによって数十万円の差が出ることもあるため、予算重視の方はオフシーズンの貸切を検討すると良いでしょう。
見積もりに隠れたコスト
初回見積もりでは、「基本プラン」の金額だけが提示されることが多く、
ドレスのグレードアップ、ペーパーアイテム、装飾、司会者などが後から加算されるケースもあります。
見積書の内訳を細かく確認し、総額を把握することが大切です。
【予算を抑えるための工夫】
平日や仏滅などの日取りを選ぶ
自分たちで手作りできる物が持ち込めるか確認する
セットプランを賢く活用する