プロポーズから結婚式当日までの流れをお教えします!
結婚式に向けての大切なイベントのひとつである「顔合わせ」。両家の対面を果たし、親交を深める会食の場ですが、準備や段取りに不安を感じている新郎新婦様も多いのではないでしょうか。
この記事では、顔合わせの目的や意義から、具体的な準備のポイント、当日の過ごし方、成功のコツまでを詳しく解説します。顔合わせに関する疑問や不安を解消していただき、すてきな会を実現するためのヒントが見つかれば幸いです。
顔合わせとは?結婚準備における意味
結婚式の準備を進めていく中で、新郎新婦様にとって重要なイベントのひとつが「顔合わせ」です。ここでは、顔合わせの目的や意義、そしてタイミングなどについてご説明します。
顔合わせの目的と重要性
顔合わせは、新郎新婦様のご両家が初めて対面する機会であり、結婚式に向けて両家の親交を深めることが主な目的です。結婚式当日に初めて対面するよりも、事前に顔合わせを行うことで、両家の方々が打ち解けた雰囲気で結婚式を迎えられます。
また、顔合わせは新郎新婦様にとっても、両家の方々への挨拶や、結婚への決意を伝える大切な機会となります。両家の理解と協力を得ることは、結婚生活をスムーズにスタートさせるためにも重要です。
結納との違い
顔合わせと似たイベントとして「結納」がありますが、両者には違いがあります。以下の表で、主な違いを比較してみましょう。
顔合わせ 結納
目的 両家の対面と親睦 婚約の成立と結婚の約束
形式 カジュアルな食事会 改まった儀式
品物の交換 なし(必要に応じて手土産程度) あり(結納金や結納品)
顔合わせは比較的カジュアルな雰囲気で行われ、特定の式次第やルールはありません。対して結納は、婚約の成立を確認し合う改まった儀式です。
顔合わせのタイミングと頻度
顔合わせは、一般的には結婚式の約9〜10ヶ月前に行われることが多いようです。ただし、あくまで目安ですので、新郎新婦様やご両家の事情に合わせて、適切な時期を選ぶことが大切です。
また、顔合わせは通常1回のみ行われますが、必要に応じて2回以上行うこともあります。遠方からご参列いただく方がいらっしゃる場合などは、事前に顔合わせを行っておくと安心です。
顔合わせは、結婚式に向けた準備の中でも特に大切なイベントのひとつです。新郎新婦様にとって、両家の方々との絆を深める貴重な機会となりますので、しっかりと準備を進めていきましょう。
顔合わせの準備ステップ
円滑な顔合わせのためには、入念な準備が欠かせません。ここでは、顔合わせの準備について、押さえておくべきポイントをご紹介します。
日程調整のコツ
顔合わせの日程調整では、ご両家のスケジュールを優先的に考慮することが大切です。
お互いの都合がつきやすい休日や、帰省のタイミングなどを選ぶとスムーズでしょう。
また、結婚式との兼ね合いも考えましょう。顔合わせは結婚式の約9〜10ヶ月前に行うのが一般的ですが、ご両家の状況に合わせて柔軟に対応することをおすすめします。
会場選びの基準
顔合わせの会場選びでは、アクセスの良さとプライバシーの確保がポイントです。
ご両家のお住まいから交通の便が良く、個室や半個室があるお店を選ぶと安心です。
料亭やレストラン
ホテルの個室や会食場
wedding会場付属のレストランなど
予算とご両家の希望を考慮しつつ、おふたりの好みも取り入れながら会場を決めていきましょう。
服装の決め方
顔合わせでは、程よくフォーマルな服装が無難です。
女性
ワンピースやスーツ、和服など
男性
スーツ、ジャケット+スラックスなど
TPOに合わせつつ、ご両家の格に差がないよう配慮しましょう。事前に服装の基準をすり合わせておくと安心です。
進行の計画と役割分担
顔合わせの進行は、基本的には新郎新婦様がメインで担います。
開始の挨拶
出席者の紹介
食事と歓談
婚姻届の証人サイン(希望する場合)
記念撮影
お開き・お見送り
事前に段取りを考え、それぞれの役割を決めておくと安心です。両家のコミュニケーションが円滑に進むよう、新郎新婦様が上手に引っ張っていきましょう。
費用負担のマナーと精算方法
顔合わせの費用は、通常新郎新婦様が負担するのがマナーです。ただし、ご両家の意向によっては折半することもあります。
費用の内訳は主に以下の通りです。
飲食代
会場利用料
お土産代(必要な場合)
当日の支払いは新郎新婦様が立て替えておき、後日精算するのがスムーズです。事前にご両家と費用負担について相談しておくことで、トラブルを回避できるでしょう。
顔合わせ当日の流れと過ごし方
結婚の第一歩となる顔合わせは、新郎新婦様にとって大切なセレモニーのひとつです。当日は両家の親族が初めて顔を合わせる機会ですので、和やかでありながらも程よい緊張感のある会となるよう心がけましょう。
ここでは、顔合わせ当日の流れと過ごし方について詳しく解説します。事前の入念な準備と心構えを持って臨めば、きっと素敵な思い出になるはずです。
当日までのチェックリスト
顔合わせ当日を迎える前に、次のような準備を整えておくことをおすすめします。
日程の最終確認と両家への連絡
会場の予約と下見
両家の出欠確認
服装の調整(フォーマル度の統一)
アレルギーなど食事の制限の確認
手土産の用意
席次の検討
カメラや記念品の準備
特にアレルギーなどの食事制限は事前に必ず確認し、会場に伝えておきましょう。
会場入りから退出までの動き
顔合わせ当日の大まかな流れは以下の通りです。
新郎新婦様の先着、会場設営
両家の到着、受付
新郎新婦様による挨拶とメンバー紹介
会食、歓談
記念品交換(希望に応じて)
集合写真撮影
新郎新婦様の謝辞
新郎新婦様が見送り、解散
会の進行は新郎新婦様が務めるのが一般的ですが、緊張しすぎず自然体で臨むことが肝心です。
会話を弾ませるテクニック
初対面の両親同士だと、最初は話題に困るものです。そんな時は、次のような話題を振ってみてはいかがでしょうか。
お子様(新郎新婦様)の思い出話
出身地や実家の自慢話
趣味や旅行の思い出
プロポーズの裏話
婚約エピソード
記念撮影や記念品交換のタイミング
一般的なタイミングは会食の後、お開きの前です。
記念品は、事前にさりげなく両家の意向を確認し、ニーズに合ったものを用意すると好印象です。時計、酒器、陶器、漆器などのギフトがおすすめです。
記念写真は、新郎新婦様・両家親・両家家族などの組み合わせで用意することが多いです。事前に撮影小物を準備しておくと、より思い出に残る1枚を撮影できます。
顔合わせにおける気を付けるべきポイント
スムーズで和やかな顔合わせの時間を過ごすために押さえておきたいポイントをご紹介します。
食事・健康面への配慮
参加者の健康状態に注意を払いましょう。万全の体調でないご家族に来ていただいたり、いざお食事が運ばれきてからアレルギーのある食べ物に気づいたりするといったトラブルのないよう、事前に参加者の健康面にも気を配ることが大切です。
両家の価値観への理解
両家の価値観や文化、世代間のギャップを尊重しましょう。宗教上の理由で避けたい料理がある場合や、政治や宗教の話題がタブーである場合もあります。これらの点に細心の注意を払い、全員が心地よく過ごせる場を作ることが重要です。
失敗エピソードから学ぶ教訓
顔合わせは、新郎新婦様にとって両家の橋渡し役を務める重要な機会です。だからこそ、先輩カップルの失敗談から学ぶことも多いはずです。
例えば、会場の下見を怠ったがゆえに当日の個室が想像以上に狭く、窮屈な思いをしたというエピソード。これなども、事前の綿密な確認の大切さを物語っています。
また、両家の対面なのに肝心の新郎新婦様が会話に参加できず、ただ傍観するだけに終わったといった話もあります。
顔合わせでの失敗談は枚挙にいとまがありませんが、そのどれもが新郎新婦様への教訓に満ちています。先人の経験を糧に、充実した顔合わせを実現させてください。
顔合わせ後のフォローアップ
顔合わせ後のフォローアップは、両家の関係性を深めるうえで大切なプロセスです。ここでは、顔合わせ後に新郎新婦様が行うとよいフォローアップについてご紹介します。
感謝の気持ちを伝える
顔合わせにご参加いただいたご家族の方々へ、お礼の連絡を行いましょう。電話や手紙、メールなどで、顔合わせの場を設けていただいたことへの感謝の気持ちを伝えます。
その際、顔合わせ当日の思い出に触れたり、和やかな雰囲気の中で親交を深められたことへの喜びを述べたりすると、より心のこもったお礼になるでしょう。
写真データの共有
顔合わせの際に撮影した写真を、両家のご家族で共有するのもおすすめです。デジタルデータをオンラインストレージやメールで送付したり、プリントアウトした写真を郵送したりと、方法はさまざまです。
写真と一緒に、当日の思い出や感謝のメッセージを添えるのも素敵ですね。顔合わせの記念として、ご家族の方々にも喜んでいただけるでしょう。
関係性の継続に向けて
顔合わせをきっかけに、両家のご家族とのコミュニケーションを継続していくことが大切です。たとえば、以下のようなタイミングで連絡を取り合うのがおすすめです。
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