結婚が決まったら知っておきたい顔合わせ食事会の基本

結婚が決まると、次に多くのカップルが検討するのが「顔合わせ食事会」です。両家の親がはじめて顔を合わせる場になるため、どのような目的で行い、どんな流れになるのか、事前に知っておきたいと感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、顔合わせ食事会の意義や当日の流れ、手土産や服装の準備、両家で話し合っておきたいことについて、はじめての方にもわかりやすいようにご紹介します。当日を迎える前の参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • 顔合わせ食事会は両家の親交を深め、結婚に向けた準備を確認し合う場であることがわかります。
  • 当日は入室から閉会の挨拶まで、おおよその進行イメージを持って臨めるようになります。
  • 手土産や服装は両家で格を揃えることが大切なポイントだとわかります。
  • 費用負担や交通費など、両家で事前に話し合っておくとよい項目を整理できます。

顔合わせ食事会とは

顔合わせ食事会は、婚約が決まった後に、おふたりのそれぞれの親を紹介し合い、両家の親交を深めるために行う食事会です。結納のように決まった式次第やしきたりが定められているわけではなく、比較的柔軟で親しみやすい雰囲気で進められる点が特徴です。

顔合わせ食事会が果たす3つの目的

地域や家庭によって呼び方や進め方に違いがあるものの、基本的な考え方は共通しています。目的として整理すると、大きく3つの意味合いがあります。ひとつは、両家の親族が互いの人柄や家族の雰囲気を知り、理解を深めること。もうひとつは、結婚式や新生活に向けた今後の予定・方針をすり合わせること。そしてもうひとつは、親睦を深め、これから長く付き合っていく良好な関係を築くきっかけとすることです。両家がはじめて言葉を交わす貴重な機会でもあるため、おふたりにとっては緊張する場面かもしれませんが、あくまで両家の距離を縮めるための場だと考えると気持ちが楽になります。事前に両家の関心事や共通の話題を把握しておくと、当日の雰囲気づくりに役立ちます。

顔合わせ食事会を行う時期の目安

実施する時期については、結婚式の8ヶ月ほど前に行うカップルが多いとされていますが、目安として結婚式の6ヶ月前までに済ませておくと、その後の準備がスムーズに進みやすいといわれています。先に婚姻届を提出してから顔合わせを行うケースも増えており、進め方に決まった正解はありません。おふたりと両家の都合に合わせて、無理のない時期を選ぶとよいでしょう。日程調整の際は、両家の親の予定を優先しつつ、余裕を持って候補日をいくつか挙げておくと決めやすくなります。季節や気候の良い時期を選ぶと、遠方から来る家族にとっても移動の負担が少なく、当日を心地よく過ごしてもらいやすくなります。

会場選びと合わせて、結婚式そのものの検討を進めたいという方は、HATSUNEYA GARDENのウェディングのページで会場の雰囲気を確認してみるのもひとつの方法です。

顔合わせ食事会の当日の流れ

顔合わせ食事会は、おおむね2時間半から3時間程度を目安に進められることが多いようです。厳密な決まりはありませんが、一般的な進行の流れを知っておくと、当日も落ち着いて臨むことができます。

入室から家族紹介までの流れ

あらかじめ大まかな流れをおふたりで共有しておくと、両家に説明する際にも安心です。まず会場に到着したら、両家がフロントなどで合流し、案内に従って個室へ入室します。手土産を用意している場合は、このタイミングで交換することが多いようです。着席後は、進行役があらかじめ決めた形で開会の挨拶を行い、両家の家族紹介へと進みます。家族紹介では、名前だけでなく簡単な人柄や趣味などを添えると、会話のきっかけが生まれやすくなります。緊張しやすい場面だからこそ、進行役が穏やかな声で場をリードすると、両家とも安心して臨みやすくなります。

婚約記念品の披露から閉会までの流れ

続いて、婚約記念品のお披露目や交換が行われることもあります。エンゲージリングをこの場でお披露目するケースもよく見られます。その後は乾杯をして食事をいただきながら歓談する時間となり、和やかな雰囲気の中で両家の距離が縮まっていきます。歓談の時間は特に区切りを設けず、自然な会話の流れに任せる形で問題ありません。最後は、親からの締めの挨拶に続いて、おふたりから感謝の言葉を伝え、閉会となる流れが一般的です。誰が開会と閉会の挨拶を担当するかは、事前に決めておくと当日スムーズです。あくまで目安の流れであり、両家の雰囲気に合わせて柔軟にアレンジして差し支えありません。写真撮影を希望する場合は、歓談の合間や閉会前後にお願いするとタイミングを取りやすいでしょう。当日の記念写真は、後から振り返る大切な思い出にもなります。

顔合わせ食事会で気をつけたい基本マナー

顔合わせ食事会には結納のような厳格な式次第はありませんが、両家がはじめて顔を合わせる場だからこそ、気持ちよく過ごせるようちょっとした配慮があると安心です。まず会場選びでは、周囲を気にせず落ち着いて話せる個室があると、会話も弾みやすくなります。

顔合わせ食事会にふさわしい話題の選び方

会話の話題は、気候や旅行、趣味、家庭、仕事、ニュースといった無難な内容を用意しておくと、両家とも話しやすいでしょう。一方で、宗教や政治の話題、結婚後の同居に関する込み入った話は、初対面の場では避けておくほうが無難とされています。話題に迷ったときは、おふたりの出会いのエピソードや、これまでの思い出話から広げていくのもひとつの方法です。両家の会話がひと段落したタイミングで、おふたりから今後の予定について軽く触れると、自然に話が広がりやすくなります。

進行役を事前に決めておく大切さ

座席については、上座・下座といった一般的なマナーはあるものの、顔合わせの場では厳格に気にしすぎる必要はないといわれています。それよりも、両家がリラックスして会話できる雰囲気づくりを優先するとよいでしょう。案内された席順に沿って着席し、進行役の合図で自然に会が始まる流れが一般的です。進行役をどちらが務めるかも、事前に軽く相談しておくと当日慌てずに済みます。あくまで両家の親睦を深める食事会であることを念頭に、堅苦しくなりすぎない進め方を意識するとよさそうです。時間配分にも余裕を持たせておくと、会話が弾んだ際にも慌てずに進められます。両家が笑顔で会話を交わせる雰囲気を大切にすることが、何よりのマナーといえるでしょう。当日の進行に不安がある場合は、簡単なメモに流れを書き出しておふたりで共有しておくと、当日落ち着いて対応しやすくなります。

顔合わせに用意する手土産の選び方

顔合わせ食事会では、手土産を持参して両家で交換するケースが一般的です。相場としては3,000円から5,000円程度が目安とされていますが、会場の形式によっても目安が変わってきます。

会場形式別の手土産の金額相場

品物は日持ちのするお菓子や、地元の名産品など、相手方の好みや家族構成に配慮して選ぶと喜ばれやすいでしょう。小さなお子さんや年配の方がいる場合は、食べやすさや好みも考慮に入れておくと配慮が伝わります。

会場の形式 手土産相場の目安 ポイント
レストラン・ホテル 3,000円〜4,000円程度 会場の格に合わせやすい
どちらかの自宅 3,000円〜5,000円程度 手渡ししやすい品を選ぶ
カフェなど軽めの会場 2,500円〜3,500円程度 気負わない雰囲気に合う品を

大切なのは、両家で金額感を揃えておくことです。どちらか一方だけが高額な品を用意すると、相手方に気を使わせてしまう可能性があるため、事前におふたりから両家へそれとなく伝えておくと安心です。準備を進める中で疑問が出てきた場合は、両家それぞれの親に確認しながら進めると認識のずれを防げます。持ち運びやすさも選ぶ際のポイントで、崩れやすい生菓子や匂いの強い品は避け、常温で日持ちしやすいものを選んでおくと安心です。

手土産にふさわしいのしの掛け方

のしを掛ける場合は、水引は結び切りを選び、表書きは「御礼」とするのが一般的とされています。渡すタイミングは、着席して自己紹介がひと通り済み、食事が始まる前が定番です。地域や家庭の慣習によって多少の違いがあるため、迷ったときはおふたりの実家に相談してみるのもよいでしょう。手土産を交換する際は、両手で渡す、紙袋から出して渡すなど、基本的な渡し方のマナーも押さえておくと丁寧な印象につながります。

顔合わせにふさわしい服装

顔合わせ食事会の服装は、両家で格を合わせることが何よりも大切とされています。片方だけが華やかすぎたり、逆にカジュアルすぎたりすると、バランスが崩れてしまうため、事前に大まかな方向性をすり合わせておくと安心です。

女性の服装の目安

会場の雰囲気やフォーマル度を先に共有しておくと、服装選びで迷いにくくなります。おふたりから両家へ、当日のドレスコードの目安をそれとなく伝えておくのもよい方法です。写真に残る場面でもあるため、飾りすぎず品のある装いを意識すると、後から見返したときにも満足感のある一枚になります。フォーマルな会場であれば、振袖やフォーマルワンピースが選ばれることが多く、膝が隠れる丈で露出を抑えたデザインが好まれます。セミフォーマルな雰囲気であれば、ワンピースやセットアップ、パンツスーツなどで、膝丈からミモレ丈程度、柔らかい色みや素材のものがなじみやすいようです。カジュアルな会場では、ブラウスやニットなど品のあるアイテムを、ホワイトやベージュ、ライトグレー、ネイビーといった控えめな色みでまとめると、デニムやカジュアルすぎる服装を避けつつ好印象につながります。アクセサリーや髪型も、全体の雰囲気と調和する落ち着いたものを選ぶとまとまりやすくなります。

男性の服装の目安

男性の服装は、スーツが定番です。ブラックスーツが基本とされますが、ネイビーやグレーなど落ち着いたダークカラーの無地スーツでも問題ないとされています。おふたりより親の服装が目立ちすぎないよう、あらかじめ両家で格を揃えておく配慮も大切です。ネクタイや小物は派手すぎない落ち着いた色柄を選ぶと、全体のバランスが取りやすくなります。靴やベルトなど細かなアイテムまで統一感を意識すると、より丁寧な印象に仕上がります。

顔合わせ前に両家で話し合っておきたいこと

顔合わせ食事会をスムーズに進めるためには、当日を迎える前に両家で軽く話し合っておきたい項目がいくつかあります。おふたりが間に立って、両家それぞれの考えを事前に確認しておくと、当日の食い違いを防ぎやすくなります。

  • 費用をどちらが、どのくらいの割合で負担するか
  • 遠方から来る場合の交通費や宿泊費をどう扱うか
  • 手土産を用意するかどうか、金額感をどの程度に揃えるか

顔合わせ食事会の費用負担の決め方

費用については、おふたりが全額を負担するケースが多いとされ、支払いは食事会の当日、会計時にさりげなく席を外して済ませる形が多いようです。実際の会計を男性側が担うケースも目立ちますが、両家で偏りが出ないよう、事前に方針を決めておくと当日戸惑わずに済みます。金額の目安には情報源によって幅があり、会場や地域、人数によっても変わってくるため、決まった相場として捉えるよりも、参加人数や会場のグレードに合わせて柔軟に予算を検討するとよいでしょう。予算のイメージがまとまったら、会場に相談しながら人数や料理内容を決めていくと具体的な準備が進めやすくなります。

遠方から来る家族への交通費の配慮

遠方から来る家族がいる場合は、交通費や宿泊費の一部または全部を「お車代」として渡すのが一般的とされています。これらの項目は当日いきなり相談すると気まずさが生まれやすいため、おふたりが間に立って、事前に両家それぞれの考えをやわらかく確認しておくと安心です。話し合いの際は、どちらか一方の意見だけを優先せず、両家が納得できる形を探る姿勢を大切にしたいところです。決まった内容は簡単にメモしておくと、後から両家に確認する際にも役立ちます。会場選びの段階から、ブライダルフェアで相談しながら全体の進め方をイメージしておくのもよい方法です。

顔合わせ食事会に関するよくある質問

顔合わせ食事会は必ず行う必要がありますか

顔合わせ食事会を行うかどうかは、おふたりと両家の考え方によって異なります。結納のように定型化された儀式ではないため、両家が納得できる形であれば、簡単な食事の場として行っても問題ないとされています。まずはおふたりから両家へ、顔合わせをしたい旨をそれとなく相談してみるとよいでしょう。

顔合わせと結納はどう違うのですか

結納は結納金や結納品のやり取りなど、地域や家庭の慣習に沿った決まった式次第がある儀式です。一方で顔合わせ食事会は、そうした形式にとらわれず、両家が食事をしながら親交を深める場という位置づけの違いがあります。どちらを行うか、あるいは両方行うかは、両家の意向によって決めるとよいでしょう。

顔合わせ食事会の会場はどのように選べばよいですか

個室が用意されていて、落ち着いて会話できる会場を選ぶと安心です。会場の格に合わせて手土産や服装のバランスも取りやすくなるため、両家の希望や予算を踏まえながら、早めに候補を絞っておくとよいでしょう。

まとめ

顔合わせ食事会は、両家の親交を深め、結婚に向けた準備を確認し合う大切な機会です。当日の流れやマナー、手土産・服装の目安を押さえておけば、落ち着いて当日を迎えられます。費用や交通費といった項目も、事前に両家で話し合っておくと安心です。おふたりらしい形で顔合わせを進め、その先の結婚式の準備にも良い形でつなげていただければと思います。両家にとって心に残るあたたかな一日になるよう、無理のないペースで準備を進めてみてください。

この記事のまとめ

  • ✓顔合わせ食事会は両家の親交を深め、結婚に向けた方針をすり合わせる場である。
  • ✓当日は入室から閉会の挨拶まで、おおよその進行を把握しておくと安心して臨める。
  • ✓手土産や服装は金額感・格を両家で揃えることが大切なポイントになる。
  • ✓費用負担や交通費などは、当日を迎える前に両家で話し合っておくと安心である。

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