ドレスも和装も着たい!和婚と洋婚を取り入れた結婚式をご紹介2!【挙式 和装・披露宴ドレス編】
前回は、ウエディングドレスも和装も着たい!というプレ花嫁さんのために和婚と洋婚を取り入れた結婚式【挙式 ウエディングドレス・披露宴 和装 編】をお届けしました。今回は、【挙式 和装・披露宴 ウエディングドレス】の結婚式について、ハツネヤガーデンで行われた結婚式を例にしながら、ウエディングプランナーがお届けいたします。
挙式は、日本古来の花嫁衣装「白無垢」
和婚の衣装は、主に「白無垢」「色打掛」「引き振袖」「振袖」の4種類に分けられます。中でも白無垢は最も格式の高い正礼装とされ、婚礼和装の代表格。室町時代に武家の婚礼衣装として着られ、白無垢の白は太陽の光、「神聖」を表していると言われています。
綿帽子に白無垢の花嫁姿―。日本古来の美しい花嫁衣装に憧れる方も多く、ハツネヤガーデンでも和婚の挙式で白無垢を選ばれる方も少なくありません。
伝統的な「綿帽子」を着用する場合、髪型は「文金高島田」となります。自毛で結われる方もいらっしゃいますが非常に時間がかかるため、ほとんどの方はカツラを選ばれます。また現代は、洋髪にされる方も多いので、髪型に迷われたらウエディングプランナーに相談するとよいですよ。
華やかな色打掛も挙式で人気
白無垢と並んで、人気なのが「色打掛」です。以前は、挙式は白無垢、披露宴は色打掛を着用するのが一般的でしたが、現代では色打掛も格式が高い正礼装として扱われているため、挙式で着用しても問題ありません。
色打掛の魅力はなんといってもその華やかな刺繍。色打掛に施された刺繍モチーフには婚礼に向けての意味が込められています。その一部をご紹介します。
・鶴、亀:長寿。鶴は決まった相手と生涯を添い遂げることから結婚の象徴
・流水 :永遠、人生の流れや夫婦の絆の象徴
・宝尽くし:打ち出の小槌や巻物、七宝など。福徳を招く。
・蝶:不老・不死 さなぎから成虫へ姿を変えることから女性の人生と重ねられているといわれる。
花車:幸せが運ばれてくるという意味をもつ
新郎の和婚における挙式の衣装
婚礼和装で大切なのが、新郎新婦の衣装の格を合わせるということ。新婦が「白無垢」の場合、新郎の衣装は、格式を合わせ第一礼装の「紋付羽織袴(紋付袴)」となります。もっとも格式が高いのは「黒五つ紋付き羽織袴」と呼ばれるもので、黒地の羽織の背中と両袖後ろ、
両胸の5カ所に家紋が入っています。レンタル衣装の場合は、誰でも利用できる紋(通紋)が入ります。
新婦が「色打掛」を着用する場合は、新郎は準礼装である「色紋付袴」を着用します。「色紋付袴」の場合、家紋の数は1個〜5個となり、紋の数が多いほど格が上がります。近年では、黒やネイビーの他に、白やシルバー、カーキなどの色紋付袴もありますので、新婦の色打掛とのコーディネイトを楽しまれるのもいいでしょう。
和装のときの挙式スタイル
和装の場合の挙式スタイルは、「神前式」もしくは「人前式」となります。神前式は、神社、もしくはホテルなどに設けられた神殿で行われます。会場によっては、神殿がない場合もあるため、神前式が希望の場合は、事前に確認をするようにしましょう。
ハツネヤガーデンの場合、神殿を会場に設けていないため、近隣の神社と提携し、神前式を行なっています。もし気に入った会場に神殿が設けられていない場合、このように近隣の神社と提携しているところもありますので、一度、会場へ尋ねてみるといいでしょう。
また、親族や友人などに見守られ、あたたかな雰囲気の中、ゲストに証人になってもらい誓いを立てる人前式もおすすめです。人前式には決まった型がないため、自分たちらしい挙式を叶えることができます。例えば、キリスト教式の場合は、母親がベールをかぶせて、父親と新婦が入場しますが、人前式では母親と入場したり、両親と揃って入場したりすることもできます。
ハツネヤガーデンでも人前式は人気の挙式スタイル。チャペルには、障子戸が設けられており、柔らかな光が差し込む中、白無垢と紋付袴に身を包まれた新郎新婦が、ゲストを証人に誓いを立てる挙式は、和やかで笑顔溢れるお式となっています。
衣装と挙式スタイル、和装・洋装に合う会場選びのポイントはこちら
挙式で華やかな色打掛を選んだら、披露宴は純白のウエディングドレス
挙式で和装を着たら、披露宴でドレスを着用することで、結婚式で和洋の両方の衣装を着ることが可能となります。挙式で色打掛を選ばれた方はウエディングドレス、白無垢を選ばれた方はカラードレスといったように、挙式と披露宴で白の衣装とカラーの衣装を組み合わせる方が多いようです。
ウエディングドレスの場合、思い描いているイメージに近い「雰囲気」や体型に合う「デザイン」をもとに選ばれる方も多いかと思いますが、実は「会場との相性」も重要なポイント。
自然光が入るゲストハウスや邸宅などの会場では、チュールなど光を通して透け感のあるドレスなどを選ぶとより素敵に。歴史のある木造の建物や重厚感のある会場では、大人っぽいエレガントなデザインのドレスが映えます。照明の色がオレンジ系の場合は、ドレスの色も少し黄味がかって見えるので、実際の披露宴会場での見え方を考慮して選ぶのがポイントです。
挙式で白無垢を選んだら、披露宴はカラードレス
挙式で真っ白な白無垢を着用したら、披露宴では色のあるドレスを着たい!と華やかなカラードレスをご希望される方が多いようです。
カラードレスの人気のお色は、
1位 ブルー
2位ピンク
3位レッド
4位グリーン
5位イエロー
(ゼクシィ結婚トレンド調査2023)
普段あまり着ない色味もあるので、みなさん色選びには悩まれるようです。パーソナルカラーをご存知の方は、自分のカラーに合わせて選ぶのもひとつ。もし自分のカラーをご存知ない方は、ドレスを着た時に肌のツヤがアップして見えるものや、表情がグッと明るく見える、顔立ちが映える衣装を選ぶのもおすすめです。
和装から洋装への変更にかかる時間
和装はドレスに比べてアイテム数が多く、着付けだけで15分かかるなど時間を要しますが、
脱ぐときは何枚かまとめて脱げるため、着替えるときはそれほど時間がかかりません。和装から洋装へ変更する場合は、30分程度みておくと十分でしょう。
逆に、挙式にドレス、披露宴で和装の組み合わせの場合は、和装の着付けに時間がかかるため、ゲストをお待たせしないよう配慮が必要となってきます。
新郎の披露宴の衣装
新婦がドレスを着用する場合、新郎はタキシードを着られる方がほとんど。和装は伝統的な衣装なため、披露宴では、カラーシャツをインしたり、蝶ネクタイを着用したりなど、程よくドレスダウンを楽しまれる新郎もいらっしゃいますよ。
和婚ならではの演出「紅差しの儀」を取り入れても
結婚式に和装を着るのであれば、和婚ならではの演出を取り入れるのも素敵です。「紅差しの儀」は、挙式前の身支度のときなどに、花嫁となる娘の唇に、母親が紅筆で口紅を塗ってあげる儀式。古来より赤色は魔除けや厄除けのために使用されてきた色であることから、「嫁ぎ先へ送り出す娘が幸せになるように」「その身に一切の災いが降りかからぬように」と願いを込めて、丁寧に紅を差します。母が娘へ行う最後の“身支度“。母娘水入らずの静かな愛情あふれる時間が流れるでしょう。
ウエディングプランナーから、衣装選びのプチアドバイス
衣装選びのポイントとして、みなさんにお伝えしているのが、披露宴の過ごし方です。やはり和装は動きづらいので、もし披露宴の時に、ゲストのテーブルに挨拶に行きたいなど、ゲストのみなさんと過ごす時間を大切にしたい方は、披露宴は動きやすいドレスがおすすめですよ^_^
今回は、和婚と洋婚を取り入れた結婚式スタイル【挙式 和装・披露宴 ウエディングドレス編】をお届けました。挙式、披露宴それぞれの衣装を和装にするかドレスにするかは、思い描く花嫁像やそこでの過ごし方などを踏まえて決めるのがポイントです。ハツネヤガーデンでは、ウエディングドレスと和装の両方を着用される方が多くいらっしゃいますので、何か気になられることなどあれば、お気軽にご相談くださいね。
ドレスも和装も叶う!HATSUNEYA GARDENのウエディングはこちら
ハツネヤガーデンの建物は川越市の景観重要建築物に指定されています。