親族のスケジュール&結婚式当日の役割やマナーについて解説!
結婚式は、新郎新婦様だけでなく、親族の方々にも大切な役割や準備が求められる場面です。特に、新郎新婦様のご両親は、式の準備から当日の進行、スピーチなど、大事な役割を担うことになるため、「マナーを守れるだろうか」「失礼のないようにできるだろうか」と心配する声をよく耳にします。この記事では、結婚式における親族の皆様のスケジュール、服装や挨拶のマナーについて説明します。
結婚式における親族の役割
ここでは、結婚式におけるご親族の役割について解説していきます。
ご両親の役割
結婚式にあたってご両親のするべきことは多く、式の準備段階から当日まで、様々な場面で大事な役割を担います。
結婚式当日は、両親席で新郎新婦を見守ることになります。通常、お父様は新婦を送り出す際に新婦の手を取り、バージンロードを一緒に歩くエスコートをしたり、披露宴では、両家を代表してスピーチを行うことが一般的です。ここでは、新郎新婦への祝福の言葉や、ゲストへの感謝の気持ちを込めて、心のこもったスピーチを行います。
兄弟姉妹の役割
兄弟姉妹は、新郎新婦の成長を間近で見てきた存在です。式の準備段階では、新郎新婦の相談に乗ったり、手伝いを申し出たりするなど、サポートすることが多いでしょう。
結婚式当日は、兄弟姉妹席で新郎新婦を見守ることになります。また、披露宴での余興や、記念撮影での役割を担うこともあります。また、結婚式当日の親族のスケジュールを確認したり、親御様のサポートをする機会も多いでしょう。
結婚式当日は、親族の皆様にとって特別な一日となります。ここでは、その一日の流れと、親族の皆様の役割について説明します。
式前の準備
結婚式当日、親族の皆様は早めに会場に到着し、準備を整えることが一般的です。挙式の1時間から1時間半前には会場に到着するように集合するのが望ましいでしょう。
この時間を利用して、以下のような準備を行います。
親族控室での着付けや化粧直し
親族写真の撮影
式次第の最終確認
新郎新婦への挨拶や励まし
特に、新郎新婦様との挨拶は、両家の絆を深めるための大切な時間となります。
挙式中の動き
挙式の流れに沿って、親族の動きをご紹介します。
親族入場:ご親族は、ゲストに先立って入場し、指定の席に着席します。
新郎新婦入場:新郎新婦が入場する際、ご親族は拍手で迎えます。
誓いの言葉:新郎新婦が誓いの言葉を述べる間、ご親族は温かく見守ります。
指輪の交換:新郎新婦が指輪を交換する際、ご親族は感動の瞬間を共有します。
親族退場:挙式終了後、ご親族は新郎新婦に続いて退場します。
挙式の司会進行を務めるスタッフや、会場スタッフがアシストしてくれます。不安なことがあれば会場スタッフに事前に確認しておくとよいでしょう。
挙式中はご親族の皆様の心からの祝福が、新郎新婦にとって大きな支えとなります。
披露宴での役割
披露宴では、ご親族の皆様にも様々な役割が与えられます。ここでは、その一部をご紹介いたします。
新郎新婦の紹介:司会者から紹介を受けた際、親族は拍手で応えます。
乾杯の発声:職場上司など、指名された方が乾杯の音頭を取ります。ご両親はご起立します。
スピーチ:両家を代表して友人などがスピーチを行う場合があります。スピーチ後に新郎新婦に代わり御礼を伝えましょう。
ケーキ入刀のサポート:新郎新婦のケーキ入刀を、親族が見守り、サポートします。
ご挨拶周り:新郎新婦が中座している際に各テーブルに挨拶に周りましょう。
両家代表挨拶:披露宴の最後にお父様はゲストの皆様へ謝辞を送りましょう。
これらを通じて、親族の皆様は新郎新婦への祝福やゲストへのおもてなしを表現します。
披露宴後の動き
披露宴の終了後も、親族の皆様には大事な役割があります。それは、ゲストの見送りです。
ゲストの見送りでは、新郎新婦とご両親親族が列を作り、温かく送り出します。また、通常ゲストの見送りでは、親族が感謝の気持ちを込めて、一人一人に挨拶をします。
披露宴後は、親族控室で一息つきながら、感動的な一日を振り返る時間を持つのもよいでしょう。新郎新婦への祝福の気持ちを、親族同士で共有することができます。
親族挨拶のマナー
結婚式において、親族による挨拶はとても感動的な時間です。ここでは親族挨拶のマナーや順番、父親、兄弟姉妹それぞれの立場での心構えについて解説していきます。
親族挨拶の順番とマナー
親族挨拶は通常、披露宴の終盤に行われます。挨拶の順番は新婦側の親、新郎側の親の順になります。挨拶を行う際は、感謝の気持ちを込めて、ゲストへの謝意を表すことが大切です。また、挨拶の時間は1人1~2分程度が適切といえます。長くなりすぎないよう、事前に練習しておくとよいでしょう。
親の挨拶の心構え
父親の挨拶は、両家を代表してのスピーチとなります。まずは自己紹介から始め、出席へのお礼、祝福への謝意を述べましょう。
また、これからの新郎新婦を見守っていくことへの決意や、ゲストへの協力のお願いなど、親としての思いを込めて伝えるのもポイントです。最後は、新郎新婦の健康と多幸を祈念し、締めくくるとよいでしょう。
挨拶での禁句とタブー
親族挨拶では、新郎新婦にとって不快になるような話題は避けることが大切です。特に、以下のような内容は禁句です。。
新郎新婦の過去の失敗談や恥ずかしい話
再婚を連想させる言葉(「また」「今度こそ」など)
不幸を連想させる言葉(「心配」「不安」など)
別れを連想させる言葉(「最後」「お別れ」など)
また、自慢話や長々とした説明も控えめにし、挨拶の内容は新郎新婦を中心に据えて構成するのがマナーといえるでしょう。事前によく準備し、温かく、前向きな言葉を選ぶよう心がけましょう。
親族の服装マナー
結婚式は、新郎新婦にとって人生の節目となる大切な儀式です。ご親族の皆様も、この特別な日にふさわしい服装で出席することが求められます。
ご親族の服装選びには、いくつかの基本ルールがあります。まず、礼服であることが大前提です。男性は黒のスーツにネクタイ、女性はドレスやスーツが一般的です。また、新郎新婦の衣装としっかり馴染むかも大切なポイントです。あまりに派手すぎたり、カジュアル過ぎたりしないよう、バランスを考えましょう。
父親の服装選び
父親の服装は、黒のスーツにホワイトシャツ、ネクタイが定番です。シャツは襟付きのものを選び、ネクタイはシルバーやグレーなどの色が無難でしょう。
ポケットチーフを合わせるのも、おしゃれな演出になります。差し色にすることで、全体の印象が引き締まりますよ。
靴は黒の革靴を履き、ベルトの色を揃えるのがマナーです。時計や眼鏡など、小物類にも気を配りましょう。
また、衣装選びで困った際は衣装店にご相談しましょう。モーニングなどレンタル衣装についてご提案してもらうと安心です。
母親の服装選び
母親の服装は、ドレスかスーツを選ぶのが一般的です。ドレスの場合は、膝丈程度の上品な柄物や無地のものがおすすめです。
スーツの場合は、ベージュやグレー、ネイビーなど落ち着いた色合いを選びましょう。ブラウスは襟付きのものを合わせ、アクセサリーは控えめにするのがポイントです。
靴はパンプスかローヒールを履き、バッグは小ぶりのフォーマルなデザインを選びましょう。ストッキングは必ず着用するようにしてください。
和装会場においては留袖の着付けをお願いするとよいでしょう。衣装店でレンタルすると必要な小物についても説明してくるので安心です。
兄弟姉妹の服装選び
兄弟姉妹の服装は、父母世代よりもやや華やかさが許容されます。とはいえ、あくまでもフォーマルな装いが基本ですので、TPOを意識しましょう。
男性は黒やネイビーのスーツに白シャツ、ネクタイを合わせるのが無難でしょう。女性はカラードレスやアンサンブルなどが考えられます。
アクセサリーは、さりげなくおしゃれに仕上げるのがコツ。大ぶりすぎず、品のある装飾品を選びましょう。
NGな服装例
最後に、結婚式の親族としてNGな服装例をいくつかご紹介します。
カジュアルすぎる服装(ジーンズ、Tシャツ、スニーカーなど)
露出の高い服装(ミニ丈、キャミソールドレス、肌の露出が多い服など)
白やブラックのワンピース(花嫁の衣装と混同される可能性があるため)
派手すぎる服装(原色、ラメ、動物柄など)
浴衣や甚平などのカジュアルな和装
これらの服装は、結婚式の品格を損なってしまいかねません。新郎新婦の親族として、節度ある装いを心がけましょう。
服装の基本ルールを押さえつつ、それぞれの個性も活かした装いで、晴れの舞台に臨んでいただければと思います。素敵な一日になりますように。
親族からの贈り物のマナー
親族からの結婚祝いの相場
結婚祝いのギフトを渡すことで、新郎新婦と親族の絆を深めることができます。ここでは、親族からの結婚祝いの相場について解説します。
親族からの結婚祝いの相場は以下のようになっています。
両親:30万円~50万円
兄弟姉妹:10万円~20万円
祖父母:10万円~20万円
叔父叔母:5万円~10万円
ご両親からの結婚祝いの選び方
ご両親からの結婚祝いは、新郎新婦の新生活をサポートするものを選ぶのが普通です。結婚祝いは、以下のようなものがおすすめです。
新居の家具や家電
新生活に必要な日用品
お金(現金や商品券)
思い出の品や家族の宝物
あらかじめ新郎新婦の希望や必要なものを聞いておくと、より喜ばれるギフトを選ぶことができるでしょう。また、両親の思いが込められた品物は、一生の宝物になります。
兄弟姉妹からの結婚祝いの選び方
兄弟姉妹からの結婚祝いは、お祝いの気持ちを込めて選ぶのがポイントです。こ兄弟姉妹からの結婚祝いには、以下のようなものがおすすめです。
新郎新婦の趣味に関連したギフト
思い出の写真やアルバム
お祝いのメッセージカード
体験ギフト(旅行やディナーなど)
兄弟姉妹ならではの思い出や絆を感じられるギフトを選ぶと、新郎新婦も喜ぶはずです。ギフトに添えるメッセージカードも、心のこもった言葉を綴りましょう。
ギフトの渡し方とタイミング
ここでは、ギフトの渡し方とタイミングについて解説します。
結婚祝いのギフトは、以下のようなタイミングで渡しましょう。
結婚式当日(受付やご祝儀袋と一緒に)
結婚式前(結納や顔合わせの際に)
結婚式後(お礼参りの際に)
ギフトの渡し方は、直接手渡しするか、配送サービスを利用するかのどちらかです。大きな荷物の場合は、配送サービスを利用するのがよいでしょう。ギフトには、お祝いのメッセージカードを添えるのを忘れずに。
結婚式は、新郎新婦にとって人生の節目となる一大イベントです。ご親族の皆様が一丸となってサポートすることで、二人の門出をより素晴らしいものにできます。ぜひ、この記事を参考に、親族としての自覚と誇りを持って、結婚式に臨んでいただければと思います。最高の一日となりますように!
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