結婚式の平均的な値段はいくらかかる?失敗しない予算の決め方を徹底解説
これから結婚式を挙げる予定の皆さん
「結婚式っていったいいくらかかるの?」という
疑問をお持ちではありませんか。
人生の一大イベントである結婚式ですが
費用面での不安を抱える方も多いでしょう。
実際、結婚式費用は地域や規模によって
大きく変わりますし、
ご祝儀や親からの援助を含めた
自己負担額の計算も複雑です。
この記事では、最新の調査データをもとに
結婚式の平均費用や内訳、地域差、
そして費用を抑えるための具体的な方法まで、
予算の計画を立てるうえで必要な情報を
わかりやすく解説します。
結婚式の平均的な値段
2024年の最新データによると、
結婚式の全国平均費用は約343.9万円となっており、
前年と比較して約16.8万円の増加となっています。
この増加傾向は、新型コロナウイルス感染症の
影響で縮小していた結婚式が本格的に回復し、
カップルがより充実した内容を求めるように
なったことが主な要因です。
結婚式費用の動向を理解するためには、
まず基本的な構成要素を把握することが重要です。
平均招待客数は約52人で、
1人あたりの単価は約6.6万円という計算になります。
これらの数字を参考に、お二人の希望する結婚式の
規模と照らし合わせてみてください。
結婚式費用の年次推移
2020年から2024年にかけて、
結婚式費用は段階的に増加しており、
特に2023年以降の回復が顕著です。
2020年の平均費用は約290万円でしたが、
感染症の影響で小規模化が進みました。
その後、2022年頃から徐々に回復し始め、
2024年には過去最高水準に達しています。
この増加には複数の要因があります。
まず、延期されていた結婚式が
集中的に行われるようになったこと、
そして長く我慢していた分、
より豪華で思い出深い結婚式を求める
カップルが増えたことが挙げられます。
また、物価上昇の影響も無視できない要因となっています。
招待客数と費用の関係
招待客数は結婚式費用に
最も大きな影響を与える要素の一つです。
招待客1人あたりの平均単価は約6.6万円ですが、
これには料理・飲み物代、ギフト代、
会場費の一部などが含まれています。
【30名以下】平均…約180万円/一人当たり…約6万円
【50-60名】平均…約340万円/一人当たり…約6.3万円
【80名以上】平均…約480万円/一人当たり…約6.8万円
この表からわかるように、
招待客数が増えるほど1人あたりの単価も
若干上昇する傾向があります。
これは、規模が大きくなるほど会場装飾や
演出にかける費用も増える傾向があるためです。
結婚式の平均的な値段の内訳
結婚式の総額だけを見ても、
実際にどこにどれだけの費用がかかるのかは
わかりません。
ここでは、結婚式費用の主要な項目と
それぞれの平均的な値段について
詳しく解説いたします。
各項目の相場を理解することで、
予算配分を適切に行い、
優先順位をつけた計画的な準備が
できるようになります。
料理・飲み物代の相場
結婚式費用の中で最も大きな割合を
占めるのが料理・飲み物代で、
平均約100万円かかります。
これは全体費用の約30%に相当し、
招待客1人あたり約1.8万円から2.5万円が
相場となっています。
料理のグレードによって金額は大きく変わり
カジュアルなビュッフェスタイルなら
1人あたり1.2万円程度から可能ですが、
フルコースの豪華な料理になると
1人あたり3万円を超えることも珍しくありません。
飲み物については、フリードリンク制が一般的で、
1人あたり3,000円から5,000円程度が相場です。
衣装代の平均費用
衣装代は結婚式費用の中で
2番目に大きな項目で、
平均約72万円となっています。
新婦のドレスが平均35万円、
新郎のタキシードが平均17万円、
和装を含めると更に費用が上乗せされます。
衣装の選択肢は多様で、
レンタルと購入では大きく費用が異なります。
レンタルの場合、ドレスは15万円から40万円程度、
タキシードは8万円から20万円程度が相場です。
購入する場合は、
ドレスが50万円から200万円以上、
タキシードが30万円から100万円以上と
幅が広くなります。
会場装飾と演出費用
会場装飾費用は平均約45万円で、
装花、照明、音響設備などが含まれます。
特に装花代は季節や花の種類によって大きく変動し、
平均20万円から30万円程度が相場となっています。
【ブーケ】平均3-8万円
節約方法…造花の活用
【会場装花】平均15-25万円
節約方法…季節の花を選択
【照明演出】平均8-15万円
節約方法…会場備品を活用
撮影・映像関連費用
写真撮影は平均25万円、
ビデオ撮影は平均20万円で、
合計約45万円が撮影関連の相場です。
この費用には、挙式・披露宴当日の撮影、
アルバム制作、データ提供などが含まれます。
最近では、フォトウェディングや
エンゲージメントフォトの人気も高まっており、
これらを追加する場合は
別途10万円から30万円程度の費用がかかります。
また、ドローン撮影や360度カメラなどの
特殊な撮影を希望する場合は、
追加費用が発生することが一般的です。
ギフト・引き出物関連費用
引き出物やプチギフトの平均費用は約35万円で、
招待客1人あたり6,000円から
8,000円程度が相場となっています。
引き出物の内容は
地域によって慣習が異なり、
関西地方では品数を多くする傾向があります。
最近のトレンドとしては、
カタログギフトの人気が高く、
ゲストが自分で好きなものを
選べる点が評価されています。
また、地元の特産品や
新郎新婦の思い出の品を選ぶカップルも増えており、
個性的な引き出物が注目されています。
地域毎の結婚式の平均的な値段と自己負担額
結婚式費用は地域によって大きな差があり、
同じ内容の結婚式でも場所が変わると
100万円以上の差が生じることも珍しくありません。
また、ご祝儀や親からの援助を考慮した
実際の自己負担額も、
地域の慣習や家庭の事情によって大きく変わります。
ここでは、地域別の費用差と実際にカップルが
負担する金額について詳しく見ていきましょう。
地域別の平均費用比較
首都圏の結婚式費用が最も高く平均約375万円、
北海道が最も安く平均約222万円と、
地域間で150万円以上の差があります。
この差は会場費、人件費、物価水準の違いが
主な要因となっています。
【首都圏】平均375万円
ゲスト人数平均…55人
一人当たりの金額…6.8万円
【関西】平均345万円
ゲスト人数平均…58人
一人当たりの金額…5.9万円
【東海】平均335万円
ゲスト人数平均…52人
一人当たりの金額…6.4万円
【九州】平均310万円
ゲスト人数平均…65人
一人当たりの金額…4.8万円
【北海道】平均222万円
ゲスト人数平均…78人
一人当たりの金額…2.8万円
この表から分かるように、
北海道では招待客数が多い一方で
1人あたりの単価が安く、
首都圏では少人数で単価が高い傾向があります。
これは地域の慣習や会場の特性、
物価水準を反映した結果といえるでしょう。
ご祝儀相場の地域差
ご祝儀の平均額は全国で
1人あたり約3.2万円ですが、
地域によって慣習が大きく異なります。
首都圏では3.5万円程度が相場ですが、
北海道では会費制が一般的で
1.5万円から2万円程度となっています。
関西地方では「ご祝儀+引き出物返し」
の文化があり、実質的なご祝儀額は
他地域より少なくなる傾向があります。
また、九州地方では親族からの高額な
ご祝儀が期待できる一方で、
友人からは標準的な金額になることが多いです。
親からの援助金額
親からの援助金額は平均約180万円で、
全体費用の約半分をカバーする計算になります。
ただし、この金額は家庭によって大きく異なり、
全く援助がない場合から全額負担まで
様々なケースがあります。
援助の形態も多様で、
現金での支援、
衣装代や会場費などの負担、
結婚後の生活資金としての支援など、
家庭の事情に応じて様々な方法があります。
援助について話し合う際は、
早めに両家で相談し、無理のない範囲で
計画することが重要です。
実際の自己負担額の計算方法
実際の自己負担額を計算するには、
以下の式を使用します。
自己負担額 = 結婚式総額 - ご祝儀総額 - 親からの援助額。
平均的なケースでは、
—————————
総額343.9万円
- ご祝儀約166万円(52人×3.2万円)
- 親援助約180万円
= 自己負担額約-2.1万円
—————
となり、実質的には
プラスマイナスゼロに近い計算になります。
ただし、この計算はあくまで平均値であり、
実際には招待客の顔ぶれ、地域の慣習、
家族の事情などによって大きく変わります。
確実な予算計画を立てるためには、
やや保守的に見積もることをお勧めいたします。
費用を抑える具体的な方法と予算管理のポイント
結婚式の費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。
しかし、単純に安くするだけではなく、
メリハリをつけた予算配分により
満足度の高い結婚式を実現することが重要です。
ここでは、費用対効果の高い節約方法と、
予算オーバーを防ぐための具体的な
テクニックをご紹介いたします。
時期と曜日による費用削減効果
結婚式の時期と曜日を工夫することで、
同じ内容でも20%から30%の
費用削減が可能です。
人気シーズンの土日祝日と、
オフシーズンの平日では大きな価格差があります。
最も費用を抑えられるのは
1月、2月、8月の平日で、
この時期なら通常の半額近くになることもあります。
逆に、5月、10月、11月の土日祝日は
最も高額になる時期です。
ただし、ゲストの都合も考慮する必要があるため、
招待予定の方々と事前に相談することが大切です。
招待客数の最適化
招待客数は結婚式費用に
最も直接的に影響する要素です。
本当に大切な方だけを招待することで、
費用を大幅に削減できると同時に、
よりアットホームで温かい雰囲気の
結婚式を実現できます。
招待客を30人程度に絞ることで、
総額を200万円以下に抑えることも可能です。
その分、1人1人のゲストに
より手厚いおもてなしができ、
質の高い結婚式になるでしょう。
また、少人数であれば会場の選択肢も広がり、
レストランや小さなチャペルなど、
よりリーズナブルな会場も検討できます。
DIYや外注による節約術
結婚式の準備において、
一部をDIYや外注にすることで
大幅な節約が可能です。
特に効果的なのはペーパーアイテム、
ウェルカムボード、プチギフトなどの制作です。
ただし、DIYには時間と労力がかかるため、
結婚式準備の忙しい時期に無理をしすぎないよう
注意が必要です。
得意分野や楽しめる作業に限定して
取り組むことをお勧めします。
衣装費用の効果的な節約方法
衣装費用は工夫次第で
大幅な節約が可能な項目です。
提携外のレンタル店舗や中古ドレスの活用により、
半額以下に抑えることができます。
最近では、インターネット上で
ウェディングドレスの個人売買も活発で、
新品同様のドレスを格安で購入できることがあります。
また、前撮りと本番で同じドレスを使用したり、
お色直しの回数を減らしたりすることでも
費用を抑えられます。
予算オーバーを防ぐ節約術
結婚式準備では、当初の予算を
超えてしまうケースが非常に多いため、
しっかりとした予算管理が重要です。
全体予算の10%程度を予備費として確保し、
各項目の上限額を明確に設定することが
基本となります。
また、見積書は必ず複数の会場から取得し、
項目ごとに比較検討することが大切です。
「込み」の価格表示には注意が必要で、
実際に含まれる内容と追加費用の可能性を
詳しく確認しましょう。
契約前には、追加料金が発生する条件や、
キャンセル料についても
必ず確認することをお勧めします。
まとめ
結婚式の平均費用は約343.9万円ですが、
地域差や規模によって大きく変動するため、
お二人の希望や状況に合わせた
現実的な予算計画を立てることが重要です。
費用の内訳では料理・飲み物代と
衣装代が大きな割合を占めるため、
これらの項目を中心に優先順位を考えて
計画を進めてください。
ご祝儀や親からの援助を考慮すると、
実際の自己負担額は総額より大幅に少なくなりますが、
確実性を考慮して保守的に見積もることが大切です。
時期や曜日の工夫、DIYの活用、
招待客数の最適化など、
様々な方法で費用を抑えながらも
満足度の高い結婚式を実現することができます。
結婚式は人生に一度の大切なイベントです。
費用面での不安を解消し、
お二人らしい素敵な結婚式を実現していただけるよう、
この記事の情報を参考に計画を進めてください。
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