結婚式の料理相場はいくらが妥当?賢い選び方とコスパの良い節約術

結婚式の準備を進めるなかで、「料理にどのくらい予算をかけたらいいの?」「ゲストに喜んでもらえる内容で、無駄な出費は抑えたい」と悩まれるカップルは多いのではないでしょうか。料理は結婚式の印象を大きく左右する重要な要素ですから、適切な相場を知っておきたいですよね。

この記事では、最新の結婚式料理の相場から会場タイプ別の特徴、さらにはゲストの満足度を下げずに上手に節約する方法まで、詳しくご紹介いたします。お二人らしい素敵な結婚式を実現するための参考にしてください。

結婚式の料理相場

まずは結婚式料理の相場について、具体的な数字とともに詳しく解説いたします。最新のデータに基づいた料金の目安を把握することで、適切な予算配分ができるようになりますよ。

全国平均と一人当たりの料金目安

2025年現在、結婚式の料理費用は一人当たり15,000円~22,000円が全国平均となっています。この金額には前菜からメイン料理、デザートまでのフルコースが含まれており、飲み物代は別途4,500円~6,000円程度が相場です。ただし、会場の立地や格式によって大きく変動するため、幅を持って考えておくことが重要ですね。

総ゲスト数によって全体の料理費用は大幅に変わります。20名程度の少人数婚なら料理費用だけで30万円~44万円、60名の一般的な規模なら90万円~132万円、さらに80名を超える大規模な結婚式では120万円~176万円程度が目安となります。

飲み物代とサービス料の内訳

見積もりを確認する際に注意したいのが、料理代以外にかかる費用です。飲み物代は一人当たり4,500円~6,000円が相場で、これには乾杯用シャンパンやビール、ワイン、ソフトドリンクなどが含まれます。さらに、多くの会場では料理・飲み物代に対してサービス料が10%~15%加算されるため、実際の支払額は表示価格より高くなることを覚えておきましょう。

つまり、一人当たりの実質的な飲食費用は料理代15,000円+飲み物代5,000円+サービス料3,000円で、合計23,000円~28,000円程度と考えておくと安心です。この金額を基準に全体予算を組み立てると、後から予想以上の出費に慌てることがありません。

子ども用メニューとアレルギー対応の料金

お子様連れのゲストがいる場合、子ども用メニューの料金も確認しておきましょう。一般的に小学生以下は大人料理の半額程度、幼児(3歳~5歳)は3,000円~5,000円程度が相場です。また、アレルギー対応食や特別食については、追加料金が2,000円~4,000円かかる場合もありますので、事前に会場に相談することをお勧めします。

会場タイプ別の料理相場

結婚式場の種類によって、料理の特徴や価格帯は大きく異なります。ここでは主要な会場タイプごとの料理相場と、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご紹介いたします。

ホテルウェディングの料理価格帯

ホテルウェディングは格式の高さと安定したサービス品質が魅力です。一人当たりの料理費用は18,000円~25,000円と高めの価格設定ですが、その分洗練された料理と細やかなサービスが期待できます。特に一流ホテルでは、専属シェフによる本格的なフレンチやイタリアン、和洋折衷料理を楽しめるのが大きな特徴です。

ホテルの強みは安定した品質管理にあります。食材の調達から調理、提供まで一貫した高いレベルを維持しており、年配のゲストにも安心してお食事を楽しんでいただけます。また、アレルギー対応や特別食への対応力も優れているため、多様なニーズに応えられる点も魅力的です。

結婚式専門式場の料理相場

専門式場では、結婚式に特化したサービスと料理を提供しています。料理費用は一人当たり16,000円~22,000円程度で、ホテルよりもやや抑えめの価格設定となっています。専門式場の特徴は、結婚式に最適化されたメニュー構成と演出性の高い料理提供にあります。

多くの専門式場では、コース料理に加えてデザートビュッフェやライブキッチンなどの演出を組み合わせることができます。特にデザートビュッフェは一人当たり1,500円~2,500円の追加料金で、ゲストの満足度を大幅に向上させる人気オプションです。写真映えも抜群で、若いゲストには特に喜ばれる演出といえるでしょう。

レストランウェディングのコスパ重視プラン

レストランウェディングは、美味しい料理を比較的リーズナブルに楽しめることが最大の魅力です。一人当たりの料理費用は12,000円~18,000円と、他の会場タイプと比較して最も手頃な価格設定となっています。特に人気レストランのシェフが腕を振るう本格的な料理を、結婚式という特別な日に味わえるのは大変贅沢な体験です。

レストランウェディングでは、そのお店の看板メニューや季節の特別コースを結婚式用にアレンジして提供することが多いです。普段から評判の高いレストランなら、料理の品質についてゲストの期待値も高く、きっと満足していただけるでしょう。ただし、会場によっては設備面での制約があるため、事前の見学と相談が重要になります。

結婚式における会場別の料理相場

ゲストの満足度を満たす節約術

料理費用を抑えたいけれど、ゲストの満足度は下げたくないというのが本音ですよね。ここでは、上手に節約しながらも心に残る美味しい料理を提供するためのコツをお教えいたします。

コース構成の調整方法

料理のランクを下げずに費用を抑える最も効果的な方法は、コース構成の見直しです。前菜やスープの品数を1品減らして、その分メイン料理のグレードを上げることで、ゲストの印象により強く残る料理構成にできます。実際、多くのゲストが最も記憶に残るのはメイン料理ですから、この方法は非常に効果的といえるでしょう。

また、季節の食材を積極的に活用することも節約につながります。旬の食材は価格が抑えられるだけでなく、最も美味しい状態で提供できるため、ゲストの満足度向上にも寄与します。春なら桜鯛や筍、夏なら鮎や夏野菜、秋なら松茸や秋刀魚といった具合に、季節感のある料理構成を心がけましょう。

飲み物プランの最適化テクニック

飲み物代の節約で最も効果的なのは、フリードリンクプランの見直しです。高級ワインやブランデーを含む最上級プランではなく、スタンダードプランでも十分にゲストに喜んでいただけます。特に乾杯用のシャンパンは、プロセッコなどのスパークリングワインに変更することで、一人当たり500円~1,000円程度の節約が可能です。

ノンアルコールドリンクを充実させることも、妊婦さんや運転手の方に配慮した素晴らしいアイデアです。フレッシュジュースやハーブティー、ノンアルコールカクテルなど、特別感のある飲み物を用意することで、お酒を飲まないゲストにも十分満足していただけるでしょう。

オプション料理の効果的な活用法

デザートビュッフェやライブキッチンなどのオプション料理は、追加費用がかかりますが、ゲストの満足度を大幅に向上させる効果があります。予算に余裕がある場合は、メイン料理のランクを少し下げて、その分をデザートビュッフェに回すという選択肢も検討してみてください。

特に若いゲストが多い結婚式では、写真映えするデザートビュッフェは大変人気です。一人当たり1,500円~2,500円程度の追加料金で、20種類以上のデザートを楽しめるプランもあり、コストパフォーマンスの高い演出といえるでしょう。また、新郎新婦が直接ゲストにデザートをサーブする演出も組み合わせることで、より印象深い時間を作ることができます。

持ち込み可能なアイテムの活用

会場によっては、ウエディングケーキや引き菓子の持ち込みが許可されている場合があります。持ち込み料は発生しますが、それでも会場手配より大幅に費用を抑えられることが多いです。特にウエディングケーキは、お気に入りのパティスリーで注文することで、オリジナリティあふれる特別なケーキを用意できます。

ただし、持ち込み料や保管・カットサービスの料金については事前にしっかりと確認しておきましょう。また、食品の持ち込みには衛生管理上の制約もありますので、会場との十分な事前相談が必要です。

  • ウエディングケーキの外部発注

  • 引き菓子の持ち込み

  • 装花・装飾アイテムの持参

  • 音響機材の個人手配

地域別・人数別の料理相場と見積もりのポイント

結婚式の料理相場は地域によって大きく異なります。また、見積もりを比較検討する際のポイントも併せて詳しく解説いたします。

首都圏と地方の価格差

首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)では、一人当たりの料理費用が18,000円~25,000円と全国平均を上回る傾向にあります。特に都心部の一流ホテルや有名レストランでは、30,000円を超える高級コースも珍しくありません。一方、地方都市では12,000円~20,000円程度と、やや抑えめの価格設定となっています。

地方での結婚式の大きなメリットは、同じ予算でもより豪華な料理を楽しめることです。地元の新鮮な食材を使った特色ある料理や、その土地ならではの郷土料理を取り入れることで、遠方から来るゲストにも喜んでいただけるでしょう。また、会場の規模も大きく取れることが多いため、ゆったりとした空間でお食事を楽しんでいただけます。

人数別の総額目安

結婚式の料理費用総額は、ゲストの人数によって大きく変動します。20名程度の少人数婚なら、料理費用は30万円~50万円程度に収まり、アットホームな雰囲気の中で質の高い料理を楽しめます。40名~60名の一般的な規模では、80万円~150万円程度が相場となります。

80名を超える大規模な結婚式では、料理費用だけで150万円~250万円程度必要になります。ただし、大人数の場合は一人当たりの単価を抑えられる会場もありますので、複数の見積もりを比較検討することが重要です。

結婚式における人数別の料理相場

見積もり比較時の注意すべきポイント

複数の会場から見積もりを取る際は、料理の内容だけでなく、含まれるサービスの詳細まで必ず確認しましょう。同じ料金でも、ある会場ではパンとバターが含まれているのに対し、別の会場では追加料金が必要な場合があります。また、サービス料の有無や税込み・税抜きの表示も会場によって異なりますので、最終的な支払額で比較することが大切です。

試食会への参加は絶対に欠かせません。写真や説明だけでは分からない味やボリューム、盛り付けの美しさを実際に確認できるからです。可能であれば、結婚式当日と同じ調理環境での試食を依頼し、より正確な判断材料を得るようにしましょう。

追加料金が発生しやすい項目

見積もりの段階では想定していなかった追加料金が発生するケースも多々あります。特に注意したいのが、サービス料、税金、深夜料金、設備使用料などです。また、メニューの変更や食材のグレードアップ、アレルギー対応食の追加などでも費用が発生します。

音響設備や照明の特別演出、ケーキカットセレモニー用のナイフレンタルなど、細かな項目でも料金が加算される場合があります。契約前に詳細な内訳を確認し、予想外の出費を避けるようにしましょう。


まとめ

結婚式の料理相場は一人当たり15,000円~22,000円が全国平均ですが、会場タイプや地域によって大きく異なることをお分かりいただけたでしょうか。ホテルウェディングでは18,000円~25,000円、専門式場では16,000円~22,000円、レストランウェディングでは12,000円~18,000円が目安となります。

料理費用を上手に節約するためには、コース構成の見直しや季節食材の活用、飲み物プランの最適化などが効果的です。また、デザートビュッフェなどのオプションを上手に組み合わせることで、ゲストの満足度を高めながら全体のバランスを取ることができます。

見積もり比較の際は、料金の内訳を詳しく確認し、必ず試食会に参加して実際の味と品質を確認することをお勧めします。お二人の予算と理想に合った最適なプランを見つけて、ゲストの皆様に喜んでいただける素敵な結婚式を実現してください。

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